シンポジウムでは、昨年8月に実施した「『福島、その先の環境へ。』次世代ツアー」参加者からの活動報告、昨年11月発表の「いっしょに考える『福島、その先の環境へ。』チャレンジ・アワード」受賞者による発表が行われました。また、元ニュースキャスターの村尾信尚さんをファシリテーターとして、「次世代ツアー」に参加した小島よしおさん、「チャレンジ・アワード」の審査員でLOVE FOR NIPPON代表理事のCANDLE JUNEさん、昨年10月に香川県で実施した「『福島、その先の環境へ。』対話フォーラム」に登壇した中野美奈子さんによるトークセッションが行われ、活発な議論が展開されました。
CANDLE JUNE さん 「12年間福島に通ってきて、福島の方はなかなか自分のこととして話す人は少なかったり、県外の人も3.11時点で記憶が止まっている人も多かった印象ですが、今では福島の方も県外の方も活動に参加したいという人が増えてきています。また今後、再生するにもただ再生するのではなく、完全になっていくまでの行程を見せることが重要です。企業との取り組みでも、単にデータだけを出すのではなく関心の薄い方の心も引きつけるようにエンタテイメント性を取り入れるなど工夫して、学生も交えた様々なメンバーで一緒に活動を行っていければいいと思います。」