また、世界保健機関(WHO)の一機関である国際がん研究機関(International Agency for Research on Cancer, IARC)は、飲酒が「大腸がん」をはじめ食道がんや膵臓がんなどいくつかのがんの原因となると認定しています※3。これは、アルコール飲料中のエタノールとその代謝産物のアセトアルデヒドの両者に発がん性があるためです。予防としては、野菜や果物をはじめとする食物繊維が摂取できるバランスの良い食事、節度のある飲酒、適度な運動など、ライフスタイルを改善するとともに、自覚症状がほとんどない「大腸がん」の早期発見につながる定期的な検診も予防の一環です。