このたび関西大学ソシオネットワーク戦略研究機構(RISS:The Research Institute for Socionetwork Strategies)の中尾葉子研究員(リーズ大学心血管代謝研究機構)、本西泰三研究員(関西大学経済学部)らは、厚生労働省より提供を受けた匿名レセプト情報・匿名特定健診等情報データ(ナショナルデータベース)を用いて、分析を実施しました。その結果、特定健診で保健指導対象と指摘された人をそうでない人と比較すると、男女ともに肥満指標がわずかに改善されたことがわかりました。また、血圧、ヘモグロビンA1c、中性脂肪値においても短期的な改善が見られました。
■ 論文情報 論文名: Impact of a national screening programme on obesity and cardiovascular risk factors 著者名: Yoko M Nakao (中尾葉子)1,2,3 , Chris P. Gale2,3,4, Kei Miyazaki (宮崎慧)1,5, Hajime Kobayashi (小林創)1,6, Ayako Matsuda (松田絢子)6, Ramesh Nadarajah2,3,4, Taizo Motonishi (本西泰三)1,6
所属(研究当時): 1 関西大学ソシオネットワーク戦略研究機構 2 Leeds Institute of Cardiovascular and Metabolic Medicine, University of Leeds 3 Leeds Institute for Data Analytics, University of Leeds 4 Department of Cardiology, Leeds Teaching Hospitals, NHS Turst 5 関西大学商学部 6 関西大学経済学部