データ活用・分析業務を強化

 株式会社電通グループ(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員 CEO:五十嵐 博、資本金:746億981万円、以下「当社」)の連結子会社で、電通グループの海外事業においてCXM※1領域を中心にカスタマー・エクスペリエンス・マネジメント・サービスを手掛けるMerkle(以下「マークル社」)は、豪州のコンサルティング会社であるAware Services(本社:シドニー市、共同創始者・CEO:Paul Stewart、以下「アウェア・サービス社」)の全株式を取得し、連結子会社とすることにつき同社と合意しました。

 1989年設立のアウェア・サービス社は、Salesforce、MuleSoft、Tableauのパートナーとして、カスタマートランスフォーメーション領域におけるデータ活用と分析に強みを持つコンサルティング会社で、公共及び民間セクターの幅広い顧客企業に対してサービスを提供しています。
 本買収により、マークル社はSalesforceの活用やデータ活用・分析力を強化・拡充し、顧客企業へのサービスの向上を図ります。また、来年初頭にはアウェア・サービス社の幹部・従業員の計115名をマークル社のチームに完全統合し、新たなチーム体制で持続的な成長を目指します。さらに、今回の買収により、当社グループ内でSalesforceのトレーニングを受けたスタッフの数は1,500人以上、Salesforceの認定資格者数は3,900人以上になる予定です。

 当社グループは中期経営計画の4つの柱の一つとして「事業変革と成長」を掲げており、その中で「売上総利益に占めるカスタマートランスフォーメーション&テクノロジー(CT&T)※2領域の構成比を今後50%へ高める」ことを優先項目としています。本項目に対し、今後もマークル社の寄与が期待されるとともに、カスタマー・エクスペリエンス・トランスフォーメーション領域への更なる進出により、より競争力と付加価値の高いサービスの提供、並びに当社グループの事業変革と持続的な成長の実現を目指します。

 なお、本件が当社グループの2022年12月期の連結業績に与える影響は軽微です。

【アウェア・サービス社の概要】
正式社名:Aware Services Pty Ltd
本社所在地:オーストラリア ニューサウスウェールズ州 シドニー市
設立:2018年10月
株主構成:株式取得後、マークル社100%
収益(Revenue):約14.4百万豪ドル(2021年実績、約13.4億円)
代表者:Paul Stewart(共同創始者・CEO)
従業員数:115名
事業内容:カスタマートランスフォーメーション領域におけるコンサルティング・サービス

※1:CXM:Customer Experience Management(顧客体験マネジメント)を指す。 

※2:当社グループにおけるマーケティング・テクノロジー、カスタマーエクスペリエンスマネジメント、コマース、システム・インテグレーション、トランスフォーメーション&グロース戦略などの事業で構成される高成長領域。

                                            以 上

 
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情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 電通グループ傘下のマークル社、豪州のコンサルティング会社「アウェア・サービス社」を買収