丸善出版株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:池田 和博)は、この度、2022年にローマクラブから発表されたレポート「Earth for All: A Survival Guide for Humanity」の日本語翻訳版『Earth for All 万人のための地球 「成長の限界」から50年 ローマクラブ新レポート』(監訳:武内和彦IGES※1 理事長 監修:ローマクラブ日本)を刊行いたしました。
1972年にローマクラブが発表した『成長の限界』(日本語版発行:ダイヤモンド社)は日本でも大ベストセラーを記録しました。その『成長の限界』から50年にあたる2022年、ローマクラブの新たなレポート「Earth for All: A Survival Guide for Humanity」が9月に発表されました。原書はこの新たなレポートをもとに、持続可能な未来への変革を促す国際イニシアチブ「Earth for All(万人のための地球)」※2が中心となりまとめたものです。
※1 IGES:公益財団法人地球環境戦略研究機関(Institute for Global Environmental Strategies) IGESは、アジア太平洋地域における持続可能な開発の実現に向け、国際機関、各国政府、地方自治体、研究機関、企業、NGO等と連携しながら、気候変動、自然資源管理、持続可能な消費と生産、グリーン経済などの分野において実践的な政策研究を幅広く行っています。1998年、日本政府及び神奈川県の支援により設立。本部は神奈川県葉山町に所在し、約100名の研究者を擁し、その約3分の1が外国籍。関西(兵庫県)、北九州、北京、バンコク、東京の各センター・事務所と共に、グローバル及びアジア太平洋地域のネットワークを生かした戦略研究を展開しています。
※2 国際イニシアチブ「Earth for All(万人のための地球)」(https://www.earth4all.life/):ローマクラブ、ポツダム気候影響研究所、ストックホルム・レジリエンス・センター、BIノルウェー・ビジネス・スクールの協働により、2020年に開始された。経済学、哲学、政治学、自然科学等様々な分野の専門家から構成される国際研究チームが、新たに開発したシステムダイナミクスモデル「Earth4All」をもとに、貧困、不平等、ジェンダー、食料、エネルギーに関する大転換、そしてそれらを統合した社会経済システム全体の変革に向けた提言を発信しています。
【書籍詳細】 『Earth for All 万人のための地球 『成長の限界』から50年 ローマクラブ新レポート』 2022年12月1日発売 丸善出版発行 定価:2,640円(本体2,400円+税) A5判・240頁 ISBN: 978-4-621-30736-6
原書名: Earth for All: A Survival Guide for Humanity A Report to the Club of Rome (2022) Fifty Years After The Limits to Growth (1972) (Club of Rome) 原著者:S. ディクソン=デクレーブ / O. ガフニー / J. ゴーシュ / J. ランダース / J. ロックストローム / P.E. ストックネス 監訳:武内和彦IGES理事長 監修:ローマクラブ日本 翻訳:森秀行IGES特別政策アドバイザー、高橋康夫IGES所長ほか