「働きがいのある会社」に関する調査・分析を行うGreat Place to Work® Institute Japan(株式会社働きがいのある会社研究所、本社:東京都品川区、代表取締役社長:荒川陽子、以下GPTWジャパン)は、2022年11月、「女性活躍推進のための全員活躍職場(For All 職場)」の特徴や事例を分析した研究レポートを発表しました。
① 女性管理職が多い職場では、女性だけでなく男性の働きがいも高いのか 女性管理職比率の値をもとに高群(30%以上)、「中群」(8.9%以上30%未満)、低群(8.9%未満)に分け(文末「使用データ」使用変数※1参照)、働きがい(GPTW総合設問「総合的にみて働きがいがあると言える」のスコア)に違いがあるか確認した。その結果、働きがいスコアの高い順に高群(75.3%)、中群(72.5%)、低群(61.1%)となり、高群と低群、中群と低群の間には、それぞれ、統計的に有意な差が確認された。女性管理職比率の高い職場では、職場の働きがいが高いという結果になった。
② 全員活躍職場では、女性管理職比率が高いのか 続いて、職場においてすべての従業員が立場に関わらず働きがいを感じている全員活躍職場と女性管理職比率の関連を確認した。全員活躍職場については、「働きがい認定企業」のうち“多様な従業員が公正な機会のもと働きがいを感じている”状態を表現した設問が高得点である企業とした(文末「使用データ」使用変数※2参照)。
Great Place to Work® Institute Japanについて 「働きがい」に関する調査・分析を行い、一定の水準に達していると認められた会社や組織を「働きがいのある会社」ランキングとして発表する活動を世界約100カ国で実施している専門機関。米国では、1998年より「FORTUNE」誌を通じてランキングを発表しており、ここに名を連ねることが一流企業の証とされている。日本においては、株式会社働きがいのある会社研究所がGreat Place to Work® Instituteよりライセンスを受け、GPTWジャパンを運営。2007年より日本における「働きがいのある会社」ランキングを発表しており、2022年で16回目の発表。