“誰も取り残されないイベント”を実現し、社会のDE&I推進に貢献

2022年10月4日
株式会社 電 通

 株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:榑谷 典洋、以下「電通」)は、株式会社電通ライブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:髙木 正彦)と共同で、電通ジャパンネットワーク※1でDE&I※2領域の調査・分析とソリューションの開発を専門に行う組織「電通ダイバーシティ・ラボ※3」および株式会社UDジャパン(本社:東京都港区、代表取締役:内山 早苗)の協力のもと、“誰も取り残されないイベント”の実現を目指す「みんなのイベント・ガイドライン」(以下、「本ガイドライン」)を策定し、本日より一般公開します。

 現在、車いすユーザーのための動線が確保されていない、視覚障がい者の目となる盲導犬の入場ができない、日本語の理解が難しい人や内部障がいがある人への対応ができていないなど、さまざまな障壁によって、いまだ多くのイベントに参加できない、または十分に楽しむことができない人たちがいます。昨年「障害者差別解消法」が改正され、合理的配慮が企業においても「努力義務」から「法的義務」へ変更されたことで、イベントを実施する際には「誰も取り残されない」という視点がより大切になります。

 電通は、これまで、国籍、年齢、性別、障がいの有無などに関係なく多様な人が参加する国際的な催しや、大型イベントの企画、実施、運営などに取り組んできました。本ガイドラインは、そこで培ったイベント業務の視点や知見を生かし、参加者の体験のもとに、あらゆる障壁を想定しその解決法を体系的に整理し編集しました。イベントの企画構想、会場設定、設営から運営、演出やサンプリングまで、総合的なユニバーサルデザイン(UD)対応を実現することで、すべての人が楽しく参加できるイベントの実施を可能にします。

 電通は、本ガイドラインの順守により、すべての人が楽しく参加できるイベントを増やしていきます。また、これを一般公開することで、多くのイベントへのUD対応の浸透に貢献していきます。なお、本ガイドラインの内容は随時アップデートを行い、イベント主催者や制作者向けにチェックシートの開発や講習会の実施も検討しています。

 今後も電通は、企業のDE&I領域の取り組みに関するコンサルテーションと実行支援を通じて、インクルーシブ社会の実現に貢献していきます。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202210037591-O2-sUKS3Q62
<みんなのイベント・ガイドライン」のダウンロードはこちらから(PDF 4MB)>
https://www.dentsu.co.jp/sustainability/sdgs_action/pdf/event_guideline.pdf


※1 電通ジャパンネットワーク(DJN)は、株式会社電通グループの社内カンパニーであると同時に、国内電通グループ約160社で構成されるネットワークそのものを指します。URL:https://www.japan.dentsu.com/jp/

※2 「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」の略。社会における人々の多様性(ダイバーシティ)、公平性(エクイティ、包摂性(インクルージョン)に関する課題と、それを高める対策のことを指す。

※3 2011年に創設。ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン視点で、自社と顧客の双方に対するソリューションの開発・提供を推進する電通の組織横断型専門タスクフォース。「ジェンダー」「障がい」「多文化」「ジェネレーション」の4つの主要テーマを中心に、20ほどの独自プロジェクトを約100名のメンバーで推進している。独自の調査・研究および外部の専門家・研究機関・当事者団体などとの協働を通じて、各種ソリューションの開発・提供、情報発信を行っている。
URL:https://dentsu-diversity.jp/

 
【株式会社UDジャパンの会社概要】
会社名  :株式会社UDジャパン
代表取締役:内山 早苗
所在地  :東京都港区港南2-12-27
設立   :1990年5月2日
事業内容 :新入社員から生涯現役のアクティブシニアまで、障がいのある人も、ない人も、すべての人が能力を発揮できる教育企画・研修・教材づくり・アセスメントおよびユニバーサルデザイン・ユニバーサルサービスの推進を一貫して行う。
URL   :https://ud-japan.com/

以上

 

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 電通、「みんなのイベント・ガイドライン」を一般公開