電通グループ、アイルランドの「ペクスリファイ社」買収により、 マークル社の顧客体験マネジメント領域を強化

株式会社電通グループ(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員 CEO:五十嵐 博、資本金:746億981万円、以下「当社」)は、連結子会社で海外事業を統括する「電通インターナショナル社」※1を通じて、アイルランドに本社を置きSalesforceコンサルティングサービスを提供する「Pexlify Limited」(本社:アイルランド ダブリン市、CEO:Stephen Lambert、以下「ペクスリファイ社」)の株式100%を取得しました。

 2015年に設立されたペクスリファイ社は、Salesforceのコンサルティングパートナー企業として約150名のエキスパートを抱え、ダブリン本社、ロンドン、フランクフルトオフィスに加え、ポーランドにもオフショア拠点を擁します。事業内容は、Salesforceの導入における戦略、実装および統合サービスの提供で、2021年には収益ベースで対前年72%増の成長を遂げています。

本買収により、ペクスリファイ社は、当社グループが海外に展開する6つのリーダーシップブランドの1つで、テクノロジーを活用したデータ分析および顧客体験マネジメント(CXM) ※2領域に強みを持つ「Merkle」(本社:米国メリーランド州、以下「マークル社」)の傘下に加わります。これにより、マークル社の英国およびアイルランドにおけるSalesforceを用いたサービスとソリューションの強化・拡充を図ります。またこれにより、当社グループにおけるSalesforce資格保有者数は約1,300名以上となります。

今後当社は、ペクスリファイ社のブランド呼称を「Pexlify, A Merkle Company」(ペクスリファイ・ア・マークル・カンパニー)」へと改称し、ペクスリファイ社の強みであるSalesforceコンサルティングとマークル社の強みであるデータマーケティングを融合することで、より高精度で効率的な統合ソリューションを顧客企業に提供していきます。

また当社グループは、本買収により、事業変革の指標として掲げる連結売上総利益に占める「カスタマートランスフォーメーション&テクノロジー(CT&T)※3」の比率の拡大を図るとともに、今後も同領域へリソースや投資を集中させていくことで、事業変革と持続的な成長を実現していきます。

なお、本件が当社の2022年12月期の連結業績に与える影響は軽微です。

 
【Pexlify社の概要】
正式社名:Pexlify Limited
本社所在地:アイルランド ダブリン市(英国、ドイツおよびポーランドにも拠点を持つ)
設立:2015年
株主構成:株式取得後、電通インターナショナル社 100%
収益(Revenue):約13.3百万ユーロ(約18.8億円)(2021年9月期)
代表者:Stephen Lambert(CEO)
従業員数:約150名
事業内容:Salesforceコンサルティングサービス等

 
※1:「電通インターナショナル社」(本社:英国ロンドン市)は、グローバルに展開する6つのリーダーシップブランドを中心に、3つのライン事業(メディア、CXM、クリエイティブ)を推進。6ブランドは、Carat、dentsu X、iProspect、Isobar、dentsumcgarrybowen、Merkleを指す。
※2:CXM:Customer Experience Management(顧客体験マネジメント)を指し、カスタマートランスフォーメーション&テクノロジー(CT&T)領域に含まれる。
※3:当社グループにおけるマーケティング・テクノロジー、カスタマーエクスペリエンスマネジメント、コマース、システム・インテグレーション、トランスフォーメーション&グロース戦略などの事業で構成される高成長領域。

以 上

 

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 電通グループ、アイルランドの「ペクスリファイ社」買収によりマークル社の顧客体験マネジメント領域を強化