EY Global Vice Chair(Tax)のKate Bartonのコメント: 「サステナビリティは、現代を象徴する問題の一つです。世界各国の組織は、消費者動向の変化、より積極的な規制当局、投資家の優先順位の変化、力を得た従業員など、多くの側面で圧力の高まりに直面しています。組織は変革の必要性を認識しているようであり、多くの法務部門が、サステナビリティを高めるためのビジネスの取り組みの先陣を切っています。それらの法務部門は、不可避の課題に直面しており、特に重大な課題として、熟練した人材不足が挙げられます」
EY Global Law LeaderのCornelius Grossmannのコメント: 「サステナビリティは、もはや企業にとって『あったほうが良い』といったものではなくなっています。ジェネラルカウンセルは、レピュテーションリスクが重要であること、また組織が環境や社会的な問題への取り組みにおいて積極的な役割を果たすことをその顧客や従業員が期待していることを理解しています。このような状況の変化は、法務部門がサステナビリティにも目を向けて、組織が直面している多くの複雑な環境・社会問題の管理において、より積極的な役割を果たす必要があることを意味しています。多くの組織がすでにこの先駆的役割を果たしており、サステナビリティが役員会の議題のトップの位置を固めるにつれて、他の部署もそれに続くことが予想されます」
ハーバード大学法科大学院教授Global Initiatives on the Legal Profession副学部長 兼 センター・オン・ザ・リーガル・プロフェッションのセンター長を務めるDavid B. Wilkins教授のコメント: 「法務部門は、所属する組織の中のサステナビリティおよび関連するESGの問題について、強力な指導的発言者となり得る極めて優れた立場にあります。法務部門は、規制当局の考え方に対する洞察など他の部門ではなかなか得られないスキルの組み合わせや、過去の教訓を現在と未来に適用する経験を有しています。さらに、法務部門は、サプライチェーンや取引からデータプライバシーや訴訟まで、サステナビリティによる影響を受ける多くのビジネス上の問題に既に深く関わっており、これらの問題に関する意思決定に関与するさまざまなビジネス分野と十分に連携しています。また、ESG問題が企業の長期的なレピュテーションと事業の継続を最終的に左右する、社会からのより広範な一般的な疑問について考える訓練を受けています。本調査から明らかなように、多くの法務部門は、サステナビリティの問題に関する協働の拡大を計画しており、特に規制上の指針が不足している場合、事業全体にわたってより良い意思決定が推進されるように支援します」
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