演目は妖怪退治の『土蜘蛛』。初心者にも「分かる面白さ」を届ける、90分の能観劇。

2022/6/14

主催 林能楽会/株式会社唐紅

 

90分で能観劇「分かる面白さ」を届ける

TOTTORI de petit 能

(鳥取でプチのう)

2022年7月16日(土)能「土蜘蛛」公演

 

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202205311963-O6-1pZ8mj96

 

 

京都で400年以上の歴史を持つ観世流・林能楽会による能楽公演が鳥取市のとりぎん文化会館 梨花ホールにて上演される。

Petit能シリーズは難しいと敬遠されがちな伝統芸能「能」の「分かる面白さ」を届けようと始まったもので、京都、東京に次いで鳥取で初めて開催される。

初めて能に出会う人、能初心者も気軽に楽しめるよう、丁寧な解説と能公演、合わせて90分間で観劇できるスタイルで、一般的な能公演よりリーズナブルに鑑賞できる。演目は視覚的演出も楽しい能「土蜘蛛」をお届けする。

能楽師たちの軽妙でユーモア溢れる語りにリラックスしながら、この夏初めての能体験で、日本の歴史と文化を感じてみてはいかがだろうか。

また、前日15日(金)には、公益財団法人鳥取県文化振興財団による県内の高等学校・特別支援学校を対象とした「鳥取県芸術鑑賞教室」事業として能「船弁慶」の公演が予定されている。

鳥取公演について、観世流能楽師・林喜右衛門(はやし きえもん)家14代当主 林宗一郎は「鳥取は三つの流儀を愛好してくださる能楽の盛んな地。能楽に触れる機会がなかった方も、今回の公演を機に身近な芸能となることを願っている。」と意気込みを語っている。                

 

 

企画概要

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M106702/202205311963/_prw_PT1fl_wF2VDi3X.png

 

公演概要(あらすじ)

『土蜘蛛』

 

病気で伏せる源頼光の枕元にやってきた怪しげな僧。

不審に思った頼光が誰かと問うと、僧は古歌を読んで返す。

 

「我が背子(せこ)が 来べき宵なり ささがにの」

 

それは古今和歌集の歌であった。

僧は、気づけば七尺 (2m) の蜘蛛になり、頼光に襲いかかるが、

頼光が名刀「膝丸」で一太刀浴びせると、蜘蛛は傷を負いつつ消えてしまう。

頼光の家来、独武者は蜘蛛を退治するため、葛城山に向かうのだった。

 

・・・「土蜘蛛」は蜘蛛の糸が見事に飛び交う、五番目物。目にも鮮やか、エンターテインメント性溢れる人気の能です。平安中期の武士で、源頼朝の祖先に当たる頼光は、鬼や妖怪退治に活躍

する屈強な男として複数の書物に描かれています。鬼・妖怪退治とはなんだったのか?解説と能で立体的に物語を捉え、歴史的背景にも思いを馳せる90分です。

 

 

京観世・林能楽会 団体概要

400年の歴史をもつ「京観世五軒家」林家の向かう新時代。

能愛好家にも、初めて能に出会う方にも。

選べる3種の公演スタイルで送る、月に一度の能の興行。

 

 

林能楽会は、京都で400年の歴史をもつ観世流の林家とその同門が運営する能楽会です。

寛永2年(1625年)、初代が「喜右衛門(きえもん)」を名乗ったとされる当時から、林家は謡を指南する家として栄えてきました。徳川幕府成立に伴い、観世流宗家が京都から江戸に

移る際、京都で謡を守り継ぐ「京観世五軒家」の一つとなり、以来、現当主林宗一郎に至る

まで、活動を続けてきました。

また、大正9年(1920年)に十一世林喜右衛門幽玄が舞台披きをした時から始まった

林定期能も、2020年に100周年を迎えました。

 

「誰もが、能を観ることのできる場所を定期的に提供すること」

 

林能楽会は、その変わらぬ想いと皆様への感謝を胸に、次の100年に向けて、より多くの皆様に私たちの舞台をお届けし、お楽しみいただけるよう、月に1度、3つの異なるスタイルの公演を企画していきます。

 

 

1. 林定期能改め。「SHITE シテ。」

スタンダードな能公演。能2〜3演目、狂言を含む 4~6時間を要する上演スタイル。

 

2. 初心者向け「Kyoto de petit 能(京都でプチ能)」シリーズ

金曜夜、90分で能1演目のみを上演する。丁寧な解説で能の楽しさを気軽に体験できる。

  京都の他、東京、鳥取などでの公演も行う。

 

3. 特別な演目を上演する「宗一郎の会」

 

 

日本の誇る伝統芸能「能」を、次の世代へ。

京都から全国へ、そして海外へと、誠実に丁寧に伝えて参ります。

 

どうぞご期待ください。

 

 

 

「TOTTORI de petit 能(とっとりでプチのう)」について

 

Petit能シリーズは「分かる面白さ」をお届けすることを目指す定例公演。

公演前後の「知りたい」「学びたい」に答える取り組みも充実。

 

ここが魅力!

 ・初めての方にもわかりやすい演目をセレクト

 ・通常4〜6時間(2演目以上)の能舞台を90分(1演目)で観能できる

 ・能楽師によるポイントを押さえた解説

 ・あらすじと解説を無料配布。装束名なども明記

 

Youtubeで学ぶ

https://www.youtube.com/channel/UCAMLcu-F1OHvTHrI6--pSMg/featured(林宗一郎 Youtube)

 

 【公演前】予習ができる事前講座の開講 (装束の付け方や演目についての紹介)

 【公演後】公演映像が後日ノーカット配信

  * 過去の能「土蜘蛛」公演映像 はこちら↓

https://www.youtube.com/watch?v=eqsN6R1PfEA

 

ホームページで学ぶ

http://hayashi-soichiro.jp/(林宗一郎HP)

 

 【公演後】「林能楽部」で能演目のおさらいができる

http://hayashi-soichiro.jp/nougakubu

 【いつでも】一人で学べる、能楽カラオケ「高砂」

  http://hayashi-soichiro.jp/takasago

Youtube事前講座

HP内「林能楽部」

 

 

林宗一郎プロフィール

 

能楽師観世流シテ方。林喜右衛門家の十四代当主。

現在、京都・東京・岡山・鳥取に稽古場を持ち、謡と仕舞の指南にあたる。

 

1979年京都生まれ。

父・故十三世林喜右衛門、及び二十六世観世宗家 観世清和に師事。

「鞍馬天狗」にて初舞台。

2011年 独立。

2012年「道成寺」披き、これまでに「乱」「石橋」「翁」「望月」「安宅」を披く。

2013年より能楽自主企画公演「宗一郎の会」を開催。

2014年 平成26年度「京都市芸術文化特別奨励者」の認定を受ける。

2017年 マレーシア国交樹立60周年記念公演にて「船弁慶」上演、

岡山では幻の能「吉備津宮」を復曲上演。

2020年 鳥取文化振興財団主催の梨花薪能にて能「小鍛冶」を勤める。

 

京都の歴史的建築を守り伝える活動にも力を注ぎ、歴史的建築・有斐斎弘道館にて定期講座

「能あそび」、関西セミナー修学院きらら山荘内能舞台にて薪能を開催している。

京都観光おもてなし大使。

京都観世会理事、能楽協会京都支部所属。

2020年 重要無形文化財総合認定を受ける。

 

 

問合せ先:株式会社唐紅 

メール : contact@kara-kurenai.jp(常時受付)

電話 : 075-751-8158 携帯:090-8388-5018 (9時〜18時のみ)

HP:http://hayashi-soichiro.jp/

 

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 【7月16日(土)能公演】京観世・林能楽会、鳥取で初「TOTTORI de petit 能 (鳥取でプチのう)」を開催