日本の仕事と住居の情報に自由にアクセスできる仕組み作りを進める

 
国内初、ウクライナ避難民をウクライナ語で支援する プロジェクト「Dopomoga.jp」を2022年5月本格ローンチ ウクライナや旧ソ連地域で活躍するエンジニア・デザイナーがチームを組み 日本の仕事と住居の情報に自由にアクセスできる仕組み作りを進める

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202205121097-O1-Be40FHE4

 
SAMI Japan(本社:東京都世田谷区、代表:牧野寛、https://sami-japan.com)は、変化する世界情勢の中、ウクライナの長期的且つ包括的な支援をすることを目的に、日本に避難してきた、あるいは避難を検討中のウクライナ人が、仕事や住居に関する情報にウクライナ語またはロシア語で直接アクセスすることができるように支援する、国内初のプロジェクト「Dopomoga.jp」(読み:ドポモーガドットジェーピー、URL:https://www.dopomoga.jp)を2022年5月より本格的にローンチしたことを発表いたします。

SAMI Japanは、創業以来「日本 - ロシア・CISのテクノロジー産業に新しい事業機会を創出する」をミッションに、IT関連事業を行ってきました。自社でエンジニアを抱え、両地域間でのビジネスのマッチングをサポートするためのWEBサービスを多数開発し、両地域のIT分野におけるビジネスの発展に貢献してきました。この度の世界情勢の変化を受け、ウクライナ避難民を支援することを目的に、ウクライナ・旧ソ連地域で活躍していたエンジニアやデザイナーたちと共に島根県出雲市に拠点を移し、この度のプロジェクトローンチを実現しました。

■プロジェクト「Dopomoga.jp」始動の背景
現在日本では厚生労働省の働きかけにより、都道府県や地方自治体の労働局がウクライナ避難民の雇用機会を創出したり、住居を提供したりしようと取り組んでいます。このような全国的な動きがあるにもかかわらず、情報発信源の言語が日本語であることによって、ウクライナの方々が自ら情報にアクセスし、自らの判断で仕事や居住地を選ぶためのハードルが高いことが課題となっています。また、日本に家族や友人がいるウクライナ人は、避難先として日本を選ぶことへの心理的な抵抗や実際に避難する際の難易度が比較的低く、現在入国が完了しているウクライナ避難民の数は既に約820人と発表されています。このようなウクライナ避難民の方々は今後1000人程度まで増えると想定されています。しかしながら、現状を考えると1000人の受け入れだけでは本当に避難が必要な人々を十分に受け入れることができないのではないでしょうか。受け入れ体制のさらなる拡大・充実を視野に入れ、長期的且つ包括的な支援に繋がる仕組みが必要だと考えております。その仕組みづくりの先駆けとして、避難民が直接ウクライナ語またはロシア語で仕事や住居を探すことができるWEBサイトを開発し、長期的な支援プロジェクト「Dopomoga.jp」として本格的にローンチしました。

■プロジェクト「Dopomoga.jp」について
雇用機会や住居の提供を申し出た企業や都道府県の情報をウクライナ語とロシア語でWEBサイト上に一括掲載しており、ウクライナの方々が手持ちのデバイスを使って自らサイトを閲覧し、仕事や住居を自由に検索することができます。また、サイト内にあるお問い合わせフォームより、日本への避難に関しての相談を受け付けており、ウクライナ語やロシア語で回答を得ることができます。さらに、ウクライナ現地にいる人をターゲットとして本プロジェクトに関する広告を配信し、まだ避難を決意していない人にとっても日本を避難先として検討するためのきっかけとなることを想定しています。プロジェクト名の「ドポモーガ」とは、ウクライナ語で「助け」という意味です。このプロジェクトがたくさんのウクライナの方々に届き、少しでも多くの人の助けになるように、という願いを込めて名付けました。

SAMI Japan代表の牧野は次のようにコメントしています。
「今の日本における避難民支援策の多くは日本語で発信されており、支援が必要なウクライナ人たちに、情報が十分に行き渡っていないのが現状です。私たちは今後日本に避難できるウクライナ人の絶対数を2000人、3000人と増やす取り組みも重要だと思っています。日本語を勉強したり、日本文化に興味があっても、頼りにできる知人が日本におらず支援を得るのが難しいウクライナ人は沢山います。また、せっかく日本に避難してこれても、就労情報に関する情報などにアクセスできないウクライナ人の方々も大勢います。そういった方々のために、日本における『仕事と住居』の情報をウクライナ語とロシア語の両方でアクセスできるWEBサイトを作りました。」

■本プロジェクトの概要
・プロジェクト名:Dopomoga.jp URL:https://www.dopomoga.jp
・コンテンツ:無償で住める住居の情報、ウクライナ避難民向け採用情報、
       生活サポートを依頼できる自治体の情報、
       ウクライナ避難民支援を行うNPOの情報(予定)、
       日本への避難を検討しているウクライナ人のための相談窓口
・言語:ウクライナ語、ロシア語

■本プロジェクトにご興味のある企業様・地方自治体様からのお問い合わせ
SAMI Japan 代表:牧野
E-mail:mail@dopomoga.jp

<SAMI Japanについて>
創業以来「日本 - ロシア・CISのテクノロジー産業に新しい事業機会を創出する」をミッションとして掲げ、両地域間で多数のIT関連事業を成功に導いてきました。この度の世界情勢の変化を受け、ウクライナ避難民を支援することを目的に、ウクライナ・旧ソ連地域で活躍していたエンジニアやデザイナーたちと共に島根県出雲市に拠点を移し、自社のWEBサービス開発、ソフトウェアの受託開発、新規事業開発に関わるコンサルティング事業を軸として推進しています。東日本大震災によって支援が必要となった日本に協力してくれたロシアの人たちのためにいつか恩返しがしたいという思いで、ロシア人の友人と共に起業。「SAMI(サーミ)」とはロシア語で「by ourselves(自ら)」の意味で、何事も自分ごととして自ら手を動かしていく、という思いが込められています。https://sami-japan.com

 

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 国内初、ウクライナ避難民をウクライナ語で支援するプロジェクト「Dopomoga.jp」を2022年5月本格ローンチ