~地域社会の生活を支え、日々利用してもらえるアプリを目指して~

2022年5月11日

三重交通グループホールディングスが地域交通DXサービス「L-PASS」を採用 ~地域社会の生活を支え、日々利用してもらえるアプリを目指して~

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M105480/202205111057/_prw_PT1fl_Xy73WtdO.png

【背景】

多くの地域においては、人口減少やマイカー依存による郊外の発展、さらにコロナ禍での生活者の行動範囲縮小により、公共交通の利用者減少やまちなかの活力低下など、地域公共交通を取り巻く環境がより深刻になっています。この状況打破に向けて各地域においては、MaaS(Mobility as a Service)に代表されるデジタル施策によって、地域公共交通の利便性向上による利用者増を目指し、持続可能な交通サービスの実現に取り組む交通事業者や自治体が増加しています。

このような状況下、三重交通グループは、ICT・AIなどのデジタル活用を推進し、交通サービスの利便性向上と利用活性化に取り組んでいます。

 

【概要】

三重交通グループは、グループの新たな情報発信ツールとして、4月27日からスマートフォンアプリ「三重交通グループアプリ」の提供を開始しました。本アプリは、“地域社会の生活を支え、日々利用してもらえるアプリ” をコンセプトとして開発され、これまで各社個別に提供されていた交通や施設に関する検索・予約サービスを統合し、主に紙媒体で提供されてきた乗車券やクーポンのデジタル化を実現しました。三重交通グループ25社の情報発信やサービス提供、地域の観光情報の取得も可能なポータル(入口)アプリを目指し、各社がタイムリーな情報を発信できる仕組みを構築しています。交通事業者がグループ一丸となってアプリを提供する事例は全国的にも珍しく、他の交通事業者の注目を集めています。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202205111057-O1-Jc4feX05

 

 

「L-PASS」は、地域を代表する交通事業者や自治体向けに提供している SaaS(Software as a Service)型のサービスです。地域全体で生活者や来訪者のおでかけと消費行動を促進する UXにより、生活者の「移動総量」を増やすことでまちなかを振興し、さらに公共交通利用への行動変容も促します。「L-PASS」の主な特徴は以下の通りです。

 

1. 生活者の移動需要を高めるUI/UX​

目的地が決まっていることを前提としたルート検索やマップ画面から開始するMaaSアプリとは異なり、おでかけの目的を選ぶところを起点に、公共交通から提案される経路検索までをシームレスに提供することで、生活者の外出意欲を刺激、新たなエクスペリエンス獲得を促します。

 

2. まち全体のデジタル化施策を実現する機能

当社の電子チケット流通サービス「Kimaticke(キマチケ)」と連携しています。これにより、生活者はアプリから公共交通の乗車券やイベントチケットを購入することができ、地域の店舗で使えるクーポンを獲得することができます。また、各種コンテンツを登録する機能をそれぞれの店舗や施設にも開放することで、アプリを通してまち全体のデジタル化を促進します。

 

3. データの取得と利活用

アプリの利用ログ(閲覧履歴やクーポン利用実績など)とGPSデータを収集することができます。これらのデータは、公共交通の運行計画の見直しや商業施設のセールスプラン、将来のまちづくりに活用することができます。

 

4. 地域交通のニーズを共通化したシンプルなアプリケーションサービス

当社は、国土交通省・経済産業省のスマートモビリティーチャレンジ事業などにおいて、各地で地域交通の課題解決に資するDXを経験してきました。当社は、そこで得られた知見・ノウハウに基づき、よりニーズの高い機能を厳選し、早期に、安価にアプリケーションサービスを提供します。

 

5. 拡張性・柔軟性を有したアーキテクチャー

交通事業者や地方自治体向けにホワイトラベルで提供され、機能追加や外部サービスとの接続など、地域の要望に応じたカスタマイズが可能です。

 

【今後の取り組み】

三重交通グループホールディングスでは、「三重交通グループアプリ」の順次機能拡大や、地域事業者や地方自治体との連携も視野に入れたMaaSへの発展を検討しており、BIPROGYは引き続き三重交通グループのDXを支援していきます。今後もBIPROGYは、「L-PASS」の提供地域を拡大し、各地域の共通ニーズを取り入れながらサービスの拡張を目指します。

 

【エンドースメント】

三重交通グループホールディングス株式会社
情報システム担当部長 折野利信氏

本アプリにより当社グループのDXを推進するとともに、地域の皆様をはじめ、当社グループの事業エリアにお越しいただく方々の公共交通の利用促進や地域活性化に役立てたいと考えています。本アプリをスマートフォン1つで生活や移動をシームレスに支えることができるアプリに発展させたいため、ベースとなる「L-PASS」のサービスの進化にも期待しています。

 

■関連リンク:

・地域交通DXサービス L-PASS https://l-pass.jp/

・三重交通グループアプリ https://www.sanco.co.jp/group-app/

・電子チケット流通サービスKimaticke(キマチケ)

https://pr.biprogy.com/solution/biz/blockchain/kimaticke/

 

※L-PASS、Kimatickeは、BIPROGY株式会社の商標または登録商標です。
※その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または商標です。

※掲載の情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

 

<本ニュースリリースに関するお問い合わせ>
https://www.biprogy.com/newsrelease_contact/

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 三重交通グループホールディングスが地域交通DXサービス「L-PASS」を採用