② 自社の変化への必要性や期待を聞いたところ、全体としては75.3%が勤務先企業の変化の必要性は感じており、43.9%が自社の変化に期待が持てると回答した。クラスターで見ると『CL3:現業と変化の狭間にもがく層』『CL5:結局のところ現業肯定層』は変化への必要性は高く感じているが、自社への期待が低い。従業員の期待をどう作るかが、企業の変革の機運づくりにおいて重要だと考えられる。
③ 自社の変化に対して、何らかの対応をしているか、という問いについては、すでに行動を起こしている従業員は32.3%、「行動していない/うまくいかない/ついていけない)」と回答した層は38.3%であった。クラスターで見ると、『CL1:変革推進層』の半数近く(48.6%)が行動を起こしており、次に行動を起こしている割合が高い『CL2:変革フォロワー層』(30.4%)とは20ポイント近い差があることからも、『CL1:変革推進層』が企業の変革の推進役である一方で、いかに他のクラスターに行動を起こさせるかが重要と言える。