~トウモロコシ由来の原料でSDGs推進~

2022年3月23日
関西大学

 関西大学では2022年4月から、SDGs推進の一環として、全キャンパス構内のごみ袋をすべて減プラ製品に切り替えます。導入するのは、トウモロコシ由来の新原料を使った「環境にやさしいエコごみ袋」で、     年間30万枚を使用すると、約2.5トン分の廃プラ削減が実現できます。

【本件のポイント】
・全キャンパス構内のごみ袋を「環境にやさしいエコ仕様」(減プラ製品)に切り替え
・プラスチックの代替が可能な、トウモロコシ由来のバイオマス原料を使用
・年間30万枚使用すると、約2.5トン分の廃プラ削減が可能

 本学ではSDGs推進をはじめ、気候非常事態宣言(2021年11月26日)を発出するなど、環境保全に向けた様々な取組みを展開しています。学内食堂における割り箸利用や食品ロスの削減、弁当容器の再生容器使用の推進、ウォーターサーバーの設置(マイボトルの活用推奨)などもその一例です。今回の取組みは、ごみ袋をエコ仕様に切り替えるというシンプルな発想ですが、環境問題への貢献という側面に加え、日常から社会全体のごみ問題を考える環境をつくることで学生のSDGs意識の醸成を図るという教育的側面を兼ね備えます。

■ トウモロコシ由来のバイオマス原料で、年間約2.5トン分のプラスチックごみを削減
 採用するのは、プラスチックの代替が可能となるコーンスターチ(トウモロコシ)を使用した熱可塑性原料から成るごみ袋です(開発:西野金陵株式会社)。市販のごみ袋の大半は、一部に植物由来原料を使用していたとしても、100%プラスチック製品であるのに対し、同ごみ袋は製品の25%が非プラスチック原料から成る点が最大の特長です。そのため、バイオマスゆえのCO2排出量への配慮のみならず、プラスチックの排出量削減が可能となります。開発した西野金陵株式会社によると、「こうした製品が大学キャンパス内に全学的に導入されたケースはない」とのことで、国内大学として先駆的事例となります。

 具体的に期待できる効果について、例えば学内で使用するごみ袋のうち最も使用率の高い45Lサイズの場合、1枚当たりの総重量は29.6g、うち非プラスチック原料の重量は7.4g(29.6g×0.25)となり、これがプラス チック削減量となります。年間使用量は約14万枚であるため、約1,036kgの減プラが実現されます。同様に他のサイズ(10L~120L)も計算し合計すると、年間で約2,577kg(全サイズ総枚数:約30万枚)となります。

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<関連リンク>
▽関西大学 気候非常事態宣言 〔宣言PDF〕https://www.kansai-u.ac.jp/energy/CED.pdf
 学内構成員一人ひとりが次の世代に豊かな地球環境を残していくという使命を自覚し、気候変動や環境問題の改善に向けた行動に取り組んでいくという行動姿勢を掲げた宣言文。気候変動による環境変化を背景に、2021年11月26日発出。

▽SDGs推進の取組み(KANDAI for SDGsウェブサイト) https://www.kansai-u.ac.jp/sdgs/
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▼本件の詳細▼
関西大学プレスリリース
https://www.kansai-u.ac.jp/ja/assets/pdf/about/pr/press_release/2021/No66.pdf

 
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情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 関西大学が全キャンパス内のごみ袋をすべて減プラ製品に! 年間30万枚で2トン分のプラスチック削減!