新型コロナウイルス感染症の拡大は未だ終息に至らず、大学生のメンタルヘルスへの影響は大きな社会問題となっています。岐阜大学保健管理センターの堀田亮助教は、岐阜大学の新入生を対象にアンケート調査を実施し、コロナ禍における大学生のメンタルヘルスの実態を明らかにしました。本研究は、感染拡大前(2019年)、感染拡大直後(2020年)、感染拡大1年後(2021年)の3年間の結果を比較検討したもので、コロナ禍の長期的影響を実証しており、当該分野に新たな視点と多大なインパクトを与えることが期待されます。 その研究成果と意義が高く評価され、2022年1月13日(木)4時(日本時間)にPublic Library of Science社発行のPLOSONE誌のオンライン版で発表されました。
【論文情報】 雑誌名:PLOS ONE誌 タイトル:Lingering effects of COVID-19 on the mental health of first-year university students in Japan(COVID-19が日本の大学1年生の精神的健康に及ぼす長期的影響) 著者:Ryo Horita, Akihiro Nishio, Mayumi Yamamoto