イノベーションを加速する信頼性の高い知見や分析を提供する世界的リーディングカンパニーのClarivate plc(NYSE:CLVT)は、本日、2021年度の高被引用論文著者(Highly Cited Researchers ™)リストを発表しました。このリストでは、クラリベイトのInstitute for Scientific Information™(ISI)に所属するビブリオメトリクスの専門家が、データやその分析結果に基づいて、後続の研究に大きな影響を与えている自然科学者や社会科学者を選出しています。 このリストには、過去10年間に被引用数の多い論文を複数発表し、それぞれの分野で大きな影響力を与えた世界中の研究者約6,600人が含まれています。高被引用論文著者は、Web of Science Core Collection™において、特定の分野・出版年における論文のうち引用された回数が上位1%に入る論文(高被引用論文)の著者から選ばれており、リストにはその研究者が所属する国や研究機関も記されています。 2021年度の主な選出結果は以下の通りです。 今年は70を超える国と地域から6,602人の研究者が選出されました。特定の21分野から3,774人、クロスフィールドで2,828人が選出されています。
2021年の高被引用論文著者のうち2,622人の所属機関はアメリカです。そのシェアは2018年の43.3%から39.7%に減少しました。アメリカを拠点とする高被引用論文著者のシェアは大幅に減少していますが、アメリカが研究の影響力において依然として世界をリードしていることは間違いありません。2010年から2020年の間にWeb of Scienceに索引付けされた全論文のうち、アメリカを拠点とする著者の割合は24.7%でした。
Institute for Scientific InformationのSenior Citation AnalystであるDavid Pendleburyは、次のように述べています。「注目すべきは、中国のシェアが大幅に増加し、アメリカが大幅に減少していることです。特に、過去4年間の傾向を見ると、研究のグローバル化に伴い、トップレベルの科学的・学術的貢献のバランスが大きく変化していることがわかります。」
ノーベル賞受賞者およびノーベル賞クラスの研究者
リストには、今年発表された5人を含む24人のノーベル賞受賞者が名を連ねています。David Julius(カリフォルニア大学サンフランシスコ校、カリフォルニア州サンフランシスコ、アメリカ [生理学・医学])、Ardem Patapoutian(スクリップス・リサーチ、カリフォルニア州ラホヤ、アメリカ [生理学・医学])、David W. C. MacMillan(プリンストン大学、ニュージャージー州プリンストン、アメリカ [化学])、David Card(カリフォルニア大学バークレー校、カリフォルニア州バークレー、アメリカ [経済])、Guido Imbens(スタンフォード大学、カリフォルニア州スタンフォード、アメリカ [経済])。また、77人のCitation Laureates™も含まれています。これは、クラリベイトが引用分析から「ノーベル賞クラス」と認定した研究者で、ノーベル賞の有力候補者です。