2021年10月12日

一般社団法人 全国清涼飲料連合会

瀬戸内エリア初 海洋プラごみ流出防止の観点による実証実験を実施
自動販売機横への新機能リサイクルボックス設置による
「海洋ごみ流出防止プロジェクト2021」


【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202110111427-O1-78P70pi1
 一般社団法人全国清涼飲料連合会(会長:米女太一、以下「全清飲」)は,海洋プラスチックごみの流出防止とともにペットボトルの資源循環を促進する“瀬戸内エリア初”の取組として,広島県(湯崎英彦知事)と連携し,10月18日(月)から11月14日(日)までの1か月間,広島市内の16地点において自動販売機横の新機能リサイクスボックスを使った実証実験を行います。
 併せて,広島県では環境省の協力のもと,海洋ごみに関する消費者の動向や意識・行動を把握するためのアンケート調査を行い,今後の取組につなげてまいります。

 広島県は,令和3年6月23日に,“2050年までに瀬戸内海に新たに流出するプラスチックごみゼロ”を目指して,「2050 輝くGREEN SEA 瀬戸内ひろしま宣言」を行うとともに,官民連携プラットフォーム「GREEN SEA 瀬戸内ひろしま・プラットフォーム」(略称「GSHIPジーシップ」)を設立しました。全清飲はGSHIPの参画会員です。

 本実証実験は,環境省の協力及び全清飲や飲料メーカー等との連携のもと実施するプロジェクトです。
引き続き,GSHIPの枠組みを最大限活用しながら,幅広い関係主体と連携・協働し,海洋プラスチックごみに係る課題解決に向けた取組を検討,実施してまいります。

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202110111427-O2-n5Sp9Jo3

実証事業の背景 
広島県では,本年6月~8月に,太田川等を対象とした,海洋プラスチックごみの発生要因調査を実施し,この結果,異物(持ち帰り用カップや弁当空き容器等の一般ごみ)により,リサイクルボックスで回収できたはずの飲料空容器が地面に散乱している箇所がありました。
このため,散乱の原因となっているリサイクルボックスへの異物混入対策に有効的な新機能リサイクルボックスを設置し,従来型のリサイクルボックスとの比較により,周辺の飲料空容器の散乱防止効果を検証する実証実験を行うこととしました。

実証実験の概要
●実施時期:令和3年10月18日(月)~11月14日(日)(1か月間)
・前期(2週間):既存リサイクルボックスでの効果検証
・後期(2週間):新機能リサイクルボックスでの効果検証

●実施場所:広島市内の海岸付近,河川等付近の繁華街や商店近隣等散乱が予測される
自動販売機設置ロケーション 16地点

●実施内容:既存の自動販売機横のリサイクルボックスと新機能リサイクルボックスを
設置後における次の効果検証を実施
①定点観測
(当該自販機周辺の状況やリサイクルボックスの堆積状況を確認)
②組成分析(リサイクルボックス内の内容物調査,異物混入状況の確認)

●今後の展開について
・実証実験の結果,新機能リサイクルボックスの有効性(飲料空容器の周辺散乱防止等)が実証されれば,全県や本県以外の瀬戸内エリアでの普及を目指す
・GSHIPにおいて実証実験結果を共有し,他のGSHIP会員等への協力の呼びかけ,協業

消費者アンケート調査
広島県在住の方を対象に、海洋ごみやリサイクルボックスに関する消費者の動向や意識・行動を把握するためのアンケート調査を行います。

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 自動販売機横への新機能リサイクルボックス設置による 「海洋ごみ流出防止プロジェクト2021」