1.アカウント管理・認証 アカウント管理・認証を行うAzure Active Directoryと、多要素認証が可能なCisco Secure Access by Duoを組み合わせ、ID管理と多要素認証の管理を分けた上で連携して取り入れることで、強固な認証環境を提供します。アカウントの振る舞いからリスクを検知した場合、早急にアカウントを凍結し、不正なアクセスを防ぎます。また、異なるベンダー間のシングルサインオン連携により、ユーザーは1回認証を行えば、自社システムやMicrosoft 365など必要な業務アプリケーションにシームレスにアクセスすることが可能です。
2.インターネットアクセス制御と社内システム・アプリケーションへのアクセス制御 危険サイトや利用禁止サイトへのアクセスを防ぐセキュアインターネットゲートウェイ(SIG)である Cisco Umbrellaを導入することで、全通信を対象に高度なセキュリティを確保しています。例えば、クラウド上に配置したドメインネームシステム(DNS)でドメインやIPアドレスを確認し、危険と判断されるアクセスをブロックします。また、Cisco Umbrellaはセキュアウェブゲートウェイ(SWG)としても機能し、クラウドアプリケーション制御機能(CASB)により、利用状況を可視化し、社員が勝手に使用するリスクの高いアプリケーション(シャドーIT)を個別にブロックするなどの高度なセキュリティサービスを容易に導入することができます。これらにより、柔軟性の高いインターネットアクセスを実現しています。さらに、Cisco Secure Access by Duo により、アカウント認証後も、OSのサポート切れなどデバイスの状態や、アクセス場所およびデバイスとネットワークとの整合性などのセキュリティポリシーをチェックし、問題があった場合は、社内システム・アプリケーションへのアクセスをブロックすることが可能です。
3.デバイス保護・管理 エンドポイントとなる端末の監視の強化として、Microsoft IntuneとMicrosoft Defender for Endpointを導入することで、ログ情報を常時取得・分析処理し、サイバー攻撃のマルウェアやウイルスをリアルタイムに検知、管理者に迅速な通知を行います。また、Azure Information Protectionにより、端末に保存されている機密データを保護することができ、万一の端末紛失やウイルス感染にも対応することが可能です。
*1 「次世代テレワーク基盤」:従来からドコモ・システムズが提供してきたサービスアセット群と 先進クラウドサービスをセキュアかつシームレスに連携させることで従来よりも生産性を高める ことを目的としたリモートワーク基盤。 *2 SaaS:Software as a Service *3 VDI:Virtual Desktop Infrastructure
■商標 ・Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴ、Cisco Umbrella、Cisco Secure Access by Duoは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における商標または登録商標です。 ・Microsoft、Azure、Microsoft 365は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。 ・その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。