昨今、顧客体験を起点としたDXの重要性の高まりにより、DX組織が新設されるなど、企業のDXニーズはより大きくなっています。この流れを受け、電通デジタル・電通は2020年9月に企業のマーケティングDX課題を4領域(①顧客体験、②システム、③データ・人材、④組織・業務)で可視化するサービス「Dentsu Digital Transformation診断」を提供開始しました。診断によって20種を超える様々な業種のDX課題を明らかにしていく中で、以下のような声が数多く集まり、顧客体験を下支えする「システム変革」に関するニーズが急速に高まっていることが明らかになりました。
このニーズに応えるため、システムインテグレーション領域で日本の金融機関や製造・流通業など約2,500社に及ぶ顧客のシステム課題を解決してきた豊富な実績とノウハウを有するISIDを新たにチームに加え、「DX診断 for システム」の開発に至りました。本サービスは、診断結果からマーケティングシステム構成の現状課題(AS-IS)を抽出するだけでなく、理想の顧客体験をもとにしたあるべきマーケティングシステム構成設計(TO-BE)と、その実現に向けた具体的なマーケティングシステムの導入・改善ステップまで落とし込み、実装・運用まで並走する、統合力と実効性を特徴としています。