プラスチック代替素材を活用した開発・普及プロジェクト

 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター(都産技研)では、合成樹脂糊などを使用せず、すべて国産の天然材料にこだわったストローを開発しました。第1回国際サステナブルグッズEXPOにて、株式会社木具定商店と製品化した、木材とこんにゃく粉からできたストローの展示を行います。

 

第1回国際サステナブルグッズEXPOへ出展します ライフスタイルWeek構成展示会内

 

スギとこんにゃく粉からつくられた 100℃でも、長時間耐えられるストロー

 江戸時代から続く、折箱、御神札などの木材製品を製造販売する株式会社木具定商店 と都産技研が共同で、耐久性にも優れた安全・安心な「木のストロー」を製品化しました。

 東京都檜原村産の杉材、群馬県産の食品用こんにゃく粉 など100%天然由来の材料でつくられており、100℃の飲料水(飲料食品)にも長時間耐えることができます。今後、ストロー以外にも、食器などのテーブルウェアーやインテリア商品、玩具等にも、この研究成果が活かされることを期待しています。

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M104804/202106166317/_prw_PT1fl_v8IFPLz1.png

 

研究開発の概要

 世界各地で使い捨てプラスチックストローの問題が取り上げられており、プラスチックストローの代替製品として、使い捨てストローや、リユースストローが開発されています。都産技研では、衛生面、安全面、環境負荷を考慮し、合成樹脂糊などを使用せず、すべて国産の天然材料にこだわった、使い捨てストローを研究開発しています。製品化第1弾として、株式会社木具定商店にて木材を使ったストローの販売を開始しました。

 都産技研では、木材・紙・繊維(布・紐)など、さまざまな天然素材を使ったストローの製品化を目指しています。天然素材を使ったストローの共同開発・製品化を進めていただく企業を募集しています。

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 100%天然材料でできたストローを開発、製品化 — 国際サステナブルグッズEXPOで展示—