ジュラコンⓇPOM はすば歯車の騒音低減効果

2021年5月20日
ポリプラスチックス株式会社

ポリプラスチックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:塩飽 俊雄、以下、ポリプラスチックス)は、このほど、「プラスチックギヤの静音化 ~はすば歯車編~」を自社サイトに公開しました。

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105144910-O1-96Sg7lyt

▼ポリプラスチックス株式会社公式サイト 
https://www.polyplastics-global.com/jp/

 
■今回の記事公開の意図
プラスチックギヤは多数の機器に採用されてきた歴史があり、POM樹脂が多く使われています。ギヤ部品の設計や精度などさまざまな原因で騒音問題が発生する場合があり、設計の方を悩ませることになります。3年前に平歯車を対象とした静音化の設計技術を紹介いたしましたが、
https://www.polyplastics.com/jp/support/gear/gear_silent/index.html
今回は、ジュラコン®POM M90-44を使用した、はすば歯車での静音化対策の設計技術について紹介いたします。

 
■はすば歯車の騒音低減効果
平歯車に比べはすば歯車は静音化に有利とされています。これは重なりかみ合い率が静音化に大きく影響するためです。この静音効果を最大限に発揮させるためには、重なりかみ合い率を1.0など整数化にすることが重要です。このため歯幅に見合った、適正なねじれ角を選択する必要があります。
 

 
■ギヤシャフトの傾きと軸間距離の影響 
はすば歯車には大きな騒音低減効果があります。また、はすば歯車は軸の傾きに対し非常に繊細でありますが、ここを適正化すれば平歯車に比べ10dBをはるか超える騒音低減効果を得ることが可能です。軸間距離に対する挙動も平歯車とは異なるので理解して設計することが大切です。

*ジュラコン®は、ポリプラスチックス株式会社が日本その他の国で保有している登録商標です。

 
■今後の展開
ポリプラスチックスはエンジニアリングプラスチックの素材メーカーです。素材メーカーならではの材料技術のみならず、成形・加工技術の開発にも積極的に取り組んでいます。今回ご紹介した材料や技術に加え、成形・加工技術を融合させた幣社の新たな発想を生産者のみなさまにお届けしたいと考えております。今後も弊社の材料情報や設計技術について、引き続き自社サイトに公開していく予定です。

 
■会社概要
商号         : ポリプラスチックス株式会社
代表者        : 代表取締役 塩飽 俊雄
所在地        : 〒108-8280 
東京都港区港南二丁目18番1号 JR品川イーストビル13階
設立         : 1964年5月
事業内容       : 各種ポリマー及びプラスチック等の製造販売
資本金        : 30億円

 

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 ポリプラスチックス(株)はすば歯車の静音化技術紹介記事をWEBサイトに公開