「アクティブラーニング・学修成果の可視化」のテーマに取り組む

2021年3月24日
産業能率大学

産業能率大学(東京都世田谷区)は、文部科学省が先進的な取り組みを実施する大学を支援する事業「大学教育再生加速プログラム(AP)」で最高ランクのS評価を獲得しました。テーマⅠ・Ⅱ複合型で採択された事業21件のうち、S評価は本学を含め5件でした。
本事業で本学は「テーマⅠ(アクティブ・ラーニング)・Ⅱ(学修成果の可視化)複合型」に加え、後に追加となった「テーマⅢ(入試改革・高大接続)」で採択されており、「授業内スタッツデータ※及び学生の学習行動データに基づく深い学びと学修成果を伴った教育の実現」をテーマに2014年度から6年間取り組んできました。
※授業内スタッツデータ:本事業においては、授業における教員と学生のパフォーマンス(学生の質問数、教員と学生の対話数、事前課題に対するフィードバック時間など)の測定データを意味する。

【大学教育再生加速プログラム委員会による評価】
日本学術振興会が設置した有識者委員会(大学教育再生加速プログラム委員会)からは、「計画を超えた取り組みが行われ、優れた成果が得られた」として特に、以下の点を高く評価されました。
・授業内スタッツデータを活用し、アクティブ・ラーニング科目の大幅な増加および学習支援の強化による
 授業外学習の拡充
・教職一体の全学的な実施体制と、PDCAサイクルが有効に機能しているマネジメント体制
・学修成果を高等学校や就職先、卒業生が高く評価
・「主体的・協働的学習育成プログラム」による高大接続の強化と、その事業成果の発信による波及効果へ
 の期待

【大学教育再生加速プログラムとは】
大学教育再生加速プログラムは、国として進めるべき大学教育改革を一層推進するため、教育再生実行会議等で示された新たな方向性に合致した先進的な取り組みを実施する大学を支援する、文部科学省の高等教育改革プログラムです。全国の国公私立大学等から404件の申請の内77件(うち共同申請1件)が採択されています。
産業能率大学の教授行動・学習行動・学修成果を可視化し、相互を検証することによって教育の質保証を行うことを軸とした取り組みは、文部科学省の中間結果報告でも最高ランクの「S」評価を獲得しています。中間結果報告でのS評価は採択事業77件のうち14件でした。

【本学の主な取り組み】
(1)教育方法の改善
授業内の教員の行動をスタッツデータとして測定し、その分析結果に基づき各教員に
業設計・運営等に関するコンサルテーションを実施する。

(2)教育プログラムの育成
授業設計や事前・事後課題の内容について、教育支援センターが介入し、大学全体として組織的な改善が図られる体制を整備する。

 (3) 学習支援の強化 
学習支援センターを中心に学生の事前・事後学習の支援および環境整備に注力し、学生の学習効率を向上し、より高い学修成果の獲得をはかる。

 (4)学修成果の多面的把握 
学修成果の把握を、知識・技能・態度の3側面からの把握に発展させる。スタッツデータと学修成果データ両者を比較検討し、課題の発見・改善を推進する。

 (5) 高大接続の強化
本学が開発した高校生向け「主体的・協働的学習者育成プログラム」の実施ノウハウを集約し、高校等に発信することで、AP事業成果の具体的な普及を実現する。

(6) 事業成果の三方発信
高校教員とのネットワークおよび本学社会人教育部門の機能を活かし、事業成果を広く発信し、大学教育のみならず高校・社会人教育の質向上に貢献する。

■産業能率大学 大学教育再生加速プログラムの取組み:
https://www.sanno.ac.jp/undergraduate/about/ap/index.html

【産業能率大学】
■ホームページ: https://www.sanno.ac.jp/
■プレスリリースはこちら: https://www.sanno.ac.jp/news/pressrelease/press20210324_01.html

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 【大学教育再生加速プログラム】 産業能率大学が最高ランクのS評価を獲得