故人を再現したロボットが遺族の心の整理をサポート

NEWS RELEASE

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報道関係各位

2021年2月25日

 
  

株式会社角川アスキー総合研究所(本社:東京都文京区、代表取締役社長:加瀬典子)は2月24日、ウェブサイト「InnoUvators」にて家庭用ロボットを用いて身近な方の“死”と向き合う新たな試みを紹介するムービー「デジタルシャーマン:Digital Shaman Guides Mourning Process」を公開しました。
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既存の常識にとらわれず、独創的なことを考え自ら実行する、異能なチャレンジを支援する「異能(Inno)vation」プログラムでは、毎年ICT分野における様々な技術課題への挑戦を広く募集し、その活動を支援しております。その一環として、複数言語に対応したウェブサイト「InnoUvators」において、本プログラムの卒業生たちによる、画期的な技術課題への挑戦を短時間のムービーで紹介したり、卒業生のプロフィールを掲載したりするなど、挑戦を続ける卒業生の今後の活躍につながる情報を随時発信しております。

■「InnoUvators」ウェブサイト
https://innouvators.com/

メディアアーティストとして活動する市原えつこ氏が取り組む「デジタルシャーマン・プロジェクト」は、現代的な“弔い”の形を提案するものです。家庭用ロボットに故人の身体的な特徴を取り込み、インタラクティブなコミュニケーションを実現します。デジタルシャーマンは、仏教において故人が仏のもとに旅立つとされる49日間稼働。その間、ロボットが遺族と寄り添うことによって心の整理を手伝います。
デジタルシャーマンへは、故人の生前にあらかじめ取得しておいた音声データやモーションキャプチャーによる身体データなどをインストール。3Dスキャンによって作成したフェイスプリントを装着するなど、一連のシステム開発によって大切な人の不在に向き合う新たな仕組みづくりを目指します。
市原えつこ氏は、平成28年度の異能vationプログラムにて「デジタルシャーマン・プロジェクト:家庭用ロボットへの故人の身体的特徴のインストール」に挑戦しました。

なお本ムービーは、国外の方にもわかりやすいように、英語のナレーションをつけて制作しておりますが、アスキーのYouTubeチャンネル(http://www.youtube.com/user/wamweb)では、日本語の字幕版を公開しています。そのため、日英いずれの言語でもお楽しみいただけます。

■デジタルシャーマン:Digital Shaman Guides Mourning Process
https://youtu.be/fpeTZMSfgfc (InnoUvatorsチャンネルにて公開)
https://youtu.be/L9iIX6WVGVo (アスキーチャンネルにて公開:日本語字幕付)

 
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■市原えつこ(メディアアーティスト)
早稲田大学文化構想学部表象メディア論系卒業。Yahoo! JAPANで勤務後、現在はフリーランス。日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を示す作品を制作、世界中のメディアに取り上げられている。2017年、第20回文化庁メディア芸術祭優秀賞。2018年、世界的なメディアアート賞アルスエレクトロニカで栄誉賞を受賞。2020年には、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の日本館基本構想ワークショップの有識者にも選出される。

■異能(Inno)vationプログラム(https://www.inno.go.jp/
ICT(情報通信技術)分野において、破壊的価値を創造する、奇想天外でアンビシャスな技術課題への挑戦を支援する「破壊的な挑戦部門」。「ちょっとした、けれども未来がより良くなるような独自のアイデア」や「自分でも一番良い使い方がわからないけれど、こだわりの尖った技術やモノ」、「自らが発見した実現したい何か」などを表彰する「ジェネレーションアワード部門」にて、破壊的なイノベーションを生み出すような挑戦を支援するプログラムです。破壊的な挑戦部門では、各分野のトップランナーがスーパーバイザーとして関わってくださいます。現在は、プログラムのさらなる地球規模展開と海外企業とのマッチングを広げるための取り組みを開始しています。          

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〒113-0024 東京都文京区西片1-17-8 KSビル2F
株式会社角川アスキー総合研究所内 異能vation事務局
(Tel:03-5840-7629、Mail:inno@lab-kadokawa.com)

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 家庭用ロボットが四十九日の間、遺族と寄り添うムービーを公開