米国では、援助を必要とする人々に適時に確実な支援を提供する取り組みと、利用可能な資金調達の最大化が進められましたが、これにより、援助を最も必要としている人々への迅速な支援提供能力に政府間で格差が露呈しました。そこで、EYプロフェッショナルチームは数週間でマイクロソフト社のPowerApps、Dynamics、Azureなどの主要プラットフォームを活用して、軽量プログラミングで構成された現代的でセキュリティー性の高い助成金管理機能を備えたオンラインポータル「FASTER(Funds Application Status Tracker for Emergency Relief / 緊急救済の資金申請状況トラッカー)」を構築・展開し、同チームとマイクロソフト社はこの「FASTER」ソリューションを適用して援助を最も必要とする人々への支援を実現しました。そして現在も、世界各国の政府と同ソリューションの導入に取り組んでいます。
・EYプロフェッショナルチームは、Nationwide Insurance社に対して、Microsoft Azure上に構築された保険セクター向け「EY Nexus」をベースに同社固有のデジタル保険プラットフォーム「Spire」の立ち上げを支援しました。これは、デジタル世代の保険顧客が増加していることを考慮し、アジャイルなモバイルファースト製品のスピード感のある販売活動を実現することを狙いとしたものです。 ・EYプロフェッショナルチームは、ノキア社に対して、 EY Global Tax Platformを活用して127カ国のデータの収集、検証および変換を支援しました。これにより、Microsoft Azure上で共有データの再利用、連携、高度なアナリティクス、インテリジェント・オートメーションが可能になり、効率性が向上します。
EY GlobalのTechnology ConsultingリーダーであるDan Higginsは、次のように述べています。 「テクノロジー・ディスラプションは、昨今の予測不可能なビジネス環境も相まって、企業の在り方と従業員の働き方に大きな変化をもたらしています。EYのクライアントは、このような状況を踏まえ、テクノロジー主導のコンサルティングサービスや将来像の見直しに向けた戦略を以前にも増して求めています。『EY マイクロソフト・サービス・グループ』には、EYとマイクロソフト社それぞれの強みが結集されています。そして、同グループは、『エコシステムは長期的価値の創造に資する』 という共通の信念を実証するものです。EYでは、企業のビジネストランスフォーメーションとそれがもたらす企業固有の成果を推進するソリューションを構築するために、今後も、マイクロソフト社と連携して、より広範で、より深度あるイノベーションを実現していきたいと存じます」
EY JapanのTechnology Consultingリーダーであり、Microsoftプラクティスリーダーを兼務する田畑 紀和は次のように述べています。 「EYのエキスパートによるビジネス戦略とテクノロジー戦略を両輪としたクライアントの変革実現において、マイクロソフト社の進化し続ける卓越したソリューションは欠かせない要素です。今回発足した「EY マイクロソフト・サービス・グループ」はEYの最重要なアライアンスの一つであるマイクロソフト社との協力関係を一層強化するものであり、クライアントの変革実現を強力に支援するサービスを今後とも提供してまいります」