今回の協業を通じて、Genki Groupが運営する介護施設(社会福祉法人元気村グループ、株式会社サンガジャパン)に、カメラおよび「Edge AI Box※1」を設置し、「映像エッジAI」を用いたプラットフォームサービスである「EDGEMATRIX」※2を活用したAI分析、各種アプリケーションの検証環境の構築および実証による効果検証を行います。これにより、さまざまなAIアルゴリズムや、技術を保有するベンチャー企業のAIアプリを、実際の介護現場で検証することで、介護現場が本当に必要としている最適なアプリケーションの開発につなげ、介護品質の向上や介護業務のデジタルトランスフォーメーションを進めていきます。
まず、本実証実験の第一弾として、社会福祉法人元気村が運営する介護施設「かわぐち翔裕園」内にカメラおよび「Edge AI Box」を導入し、「EDGEMATRIX」サービスで提供している徘徊者検知や侵入検知のAIアプリを活用することによる効果の検証および現場の利用環境に合わせたカスタマイズを進めるとともに、医療・介護向けの新たなAIの開発および検証を行います。「映像エッジAI」の活用により、映像データをクラウドにアップロードすることなく、現場に設置する「Edge AI Box」内でAI処理を行ったデータから異常の検知などを行うことが可能となるため、介護を受ける方や職員のプライバシーを保護しながら映像ソリューションを利用することができます。