2021年1月8日、株式会社鳴鳳堂とTENCENT VIDEOエンターテインメントの共同主催で行われた第三回鳴鳳堂国際青年映像祭の表彰式がオンラインにて開催され、イラン人監督Komeil Soheili氏による、盲目のイラン人船長のストーリーで人と自然の関係性を描いたドキュメンタリー「Coexist」がドキュメンタリー部門の金賞及び鳴鳳堂国際青年映像祭の最高賞である鳴鳳堂大賞を受賞した。

全世界の青年映像制作家の創出と発展を目的に企画された鳴鳳堂国際青年映像祭、三回目にあたる今回は102カ国から2309件あまりの応募作品があり、655作品のノミネート作品から148作品の入賞作品が選ばれ。入賞作品の中の124作品が優秀賞、24作品がドラマ、ドキュメンタリー、平面作品、テーマそれぞれ4つの部門の金銀銅賞を受賞、そして4部門の金賞作品中から最高賞である鳴鳳堂大賞が選ばれた。

鳴鳳堂大賞を受賞したのはイラン人監督によるドキュメンタリー作品「Coexist」。ホルムズの人々が海水魚、ラテライト、海水を用いて食料を作る過程などを通し、現地の人々がその土地と共存し生活する姿を描いた作品。
監督は二年間に渡り盲目の船長が漁に出る姿や封鎖された土地で天然の岩塩等の大自然の恵みを利用し食料を作る姿などを撮影、人と自然との共存というテーマを訴えた。2020年に船長は急逝し、この作品は人生最後の映像ドキュメンタリーとなった。

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コロナ禍の中で行われた第三回鳴鳳堂国際青年映像祭ではエミー賞受賞テレビプロデューサーYue-Sai Kan、オスカー受賞作曲家で指揮者・バードカレッジ音楽学院院長の譚盾、写真家・ビジュアルアーティストChen Man、TVドラマプロデューサー黄瀾、書家の許静等の映像、音楽の分野で世界的に活躍するアーティストをコアメンバーに迎え、また世界三大映画祭のすべての女優賞を受賞したフランス人女優ジュリエット・ビノシュとベルリン国際映画祭受賞者ヨン・メイの二人も参加し表彰式に華を添えた。

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ジュリエット・ビノシュは表彰式上で「世界各国の様々な監督と仕事をしたいと望んでいる。この映像祭は世界に向けて作品を発信し交流の出来る大変意義のあるイベントであり、若いアーティストは信念を持つこと、失敗を恐れないことが飛躍につながるカギとなるでしょう。」と述べた。

 
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鳩山由紀夫前首相は式辞の中で、「若者たちがこのマルチメディアの時代に沢山の映像を制作することが映像制作技術の進歩と異文化交流を促進し、ひいては世界平和に繋がるだろう」と述べた。

 
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第三回鳴鳳堂国際青年映像祭製作委員会主席の蘇慶氏は、「コロナ禍中の2020年は人類にとって特別な一年であったが、コロナ渦中に人々がインターネットを通じて芸術を追求していることに大変心を打たれ、青年映像創作の発展と支持という使命のもと第三回鳴鳳堂国際青年映像祭を開催することとなった。ショートフィルムは長編映像の持つストーリー性とメッセージ性を持ちながらも、時間に負われる現代人が短時間で視聴できるというメリットを持ち合わせている。今回集まった作品の中で、発展途上国から参加された作品はとても優秀でエネルギーに満ち溢れており、これらの作者とコミュニケーションをする中で、自身の作品を沢山の人々に見てもらえる舞台を欲していることを知った。これこそが鳴鳳堂国際青年映像祭を開催する大きな力となっている。」と述べた。

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鳴鳳堂国際青年映像祭は日本株式会社鳴鳳堂が出資、企画制作し、福岡県福岡市で行われる国際的な映像祭で今年で三回目となる。

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情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 日本最大のショートフィルムイベント--第三回鳴鳳堂国際青年映像祭表彰式、オンラインで開催