EY Global Power &Utilities Corporate Finance Leader兼 編集長のBen Warrenは次のように述べています。 「ここ数カ月間の化石燃料消費の減少によって環境汚染レベルは劇的に低下し、グリーンな成長と回復への関心がいっそう高まっています。さらに、世界経済への影響はネットゼロに向けた動きを加速させると見られ、投資家心理は環境・社会・企業統治に関する検討課題と、投資ポートフォリオでいかにレジリエンスを維持するかを再び重視しているようです。これは再生可能エネルギーの非常に大きな可能性を浮き彫りにしており、安定した送電網の確保が主要障壁として浮上しているものの、この課題は技術革新によって対応可能でしょう」
EY Global Renewables LeaderのArnaud de Giovanniは次のように述べています。 「コロナ禍からの回復はエネルギー業界にグリーンで持続可能な成長機会につながります。短期的には間違いなく試練となるでしょうが、再生可能エネルギーにはチャンスをつかむための環境が整備されています。エネルギー分野のリーダーは業界を超えた共同の取り組みでリーダーシップを発揮し、技術革新を活用して持続可能な未来の実現を目指すべきです」
また、EY Japan Energy Market Segment Leader/Power &Utilities Sector Leaderの白羽龍三は、次のように述べています。 「社会の成長を支えるエネルギー資源の変遷を振り返ると、資源の安定的な確保を維持しながら、環境に適応した資源を求めてきました。これから中心となる再生可能エネルギーを更に拡大できるかは水素とAIや蓄電池の技術革新が鍵となると考えられます。あらゆる国におけるトップ課題には、低炭素社会の実現に向けた課題である気候変動と再生可能エネルギーがとりあげられています。各国のリーダーは経済の回復の原動力として“グリーン成長”に期待しています。ESG投資が注目される中で、再生エネルギーの動向に益々目が離せなくなっています。我々は、世界の潮流に向き合いながら、あらゆる場面でカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを推進することが求められています。EYはカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを支援し、よりよい社会の実現に貢献していきます」