金属イオンの溶出をコントロールできる樹脂容器の開発に成功

2020年12月10日
株式会社エイエムジー

 
株式会社エイエムジー
2020年12月10日

世界最高レベルの金属イオンコントロール システムの樹脂加工製品 「フュージョン成型容器」を開発
金属イオンの溶出をコントロールできる樹脂容器の開発に成功


化粧品の製造、開発を手掛ける株式会社エイエムジー(代表取締役 長谷川 博紀 東京都文京区白山 1 丁目 28-10 AMGビル 以下、当社)は、2020年12月10日、当社開発の樹脂容器「フュージョン成型容器」に
金属イオンの溶出をコントロールできる効果があることを実証いたしました。
 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202012098354-O1-526kBna3

 
●開発の背景 :
2020年世界中に新型コロナウイルスが蔓延し、アルコール消毒や次亜塩素酸などでの除菌が取りざたされ、アルコールの枯渇、塩素系消毒剤の有効性に対する疑問など、様々な問題が世間をにぎわせ、一番身近な安全性の高い水を利用して除菌や抗菌ができないかと考えました。
当社は、もともと抗菌力や防腐効果のある化粧品用のボトルを開発しようと2年前から研究を始め、特に
抗菌効果のある銅をボトルに添加することで、ボトルの内容物に対して菌の繁殖を抑制する効果が得られることは確認していました。さらに「銅を添加したボトルに銀を含ませ、水を入れることでイオンを水に溶解させることで、水だけで除菌や抗菌ができないか」と研究を重ね、樹脂と銅、銀で、安全に除菌、抗菌が できる水を作り出すことが可能な配合を見つけ出し、製品化に結び付けることができました。

●技術背景:
金属イオンは抗菌性・殺菌性を示すことが知られています。(出典:D. H. Nies, Appl Microbiol Biotechnol 51 (1999) 730-750 ) これらの効果のメカニズムは、金属表面にあるイオンが菌やウイルスのタンパク質やDNAに作用するためです。さらに、これらの金属に水が触れると、水中にイオンが溶け込みイオン水となることによって、抗菌性・除菌性を示します。金属をそのまま容器として金属イオン水を作ることを考えると、コストが高く、容器の形状が限定されます。また、水中の金属イオン濃度は経時的に増え続けるため、安全性を保ちつつ、抗菌性・除菌性を有するのは困難です。
一方で、プラスチック樹脂は、複雑な形状でも対応でき、且つ安価で作ることができます。ただし、樹脂 成型の世界では、単純な方法で均一な樹脂-金属のハイブリッドを作ることは困難です。
当社ではその課題に着目し、均質な樹脂-金属のハイブリッド成型加工技術を10年の月日を経て開発しました。この技術を用いて、抗菌性・除菌性を有する金属を様々な比率で配合・成型を繰り返し、 殺菌・抗菌効果について 性能を評価しました。
(※参照:本文末の試験機関「株式会社ビズジーン」に よる除菌成分(銅イオンと銀イオン)殺菌試験の概要)





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●参照:
除菌成分(銅イオンと銀イオン)殺菌試験の概要

1. 依頼者
株式会社エイエムジー
2.試験機関
試験機関 :株式会社ビズジーン
3. 試験概要
後記溶液の細胞毒性、及びコロナウイルスへの不活化効果を評価する。
4.試験対象菌株・細胞・ウイルス株
Human Coronavirus 229E ATCC VR-740
宿主細胞:MRC5 細胞(ヒト胎児肺線維芽細胞) ATCC CCL-171

 
抗ウイルス試験結果
銀イオン水溶液(0.05ppm)
銀イオン水溶液(0.02ppm)
製品内生成水溶液
精製水(control)
試験対照 (0.2% Fetal bovine serum Dulbecco's Modified Eagle Medium)
感染阻害効果(%)
銀イオン水(0.05ppm)          99.3%
銀イオン水(0.02ppm)          99.9%
製品内生成水溶液(ウイルスバスターボトルに入れた水) 99.5%
コントロール(精製水)        0%
*感染力価はN=6の平均

※試験溶液において細胞毒性は認められなかった。

試験概要(社内試験)
銀イオン水溶液における菌の不活化試験



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【会社概要】
社名:株式会社 エイエムジー
住所:113-0001東京都文京区白山1-28-10 AMGビル3階
URL:http://www.amg-eco.jp/

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 世界最高レベルの金属イオンコントロールシステムの樹脂加工製品「フュージョン成型容器」を開発