本日、WPP(本社:イギリス・ロンドン、最高経営責任者:Mark Read )とKantar(本社:イギリス・ロンドン、日本法人:合同会社カンター・ジャパン:東京都渋谷区)が発表した、世界におけるブランド価値を測る年次調査「ブランドZ 世界で最も価値のある日本ブランドランキングTop 50」( 英表記:『BrandZ™ Top 50 Most Valuable Japanese Brands Ranking』 以下、トップ50)によると、今年も首位を守ったのはブランド価値総額284億ドルのトヨタでした。通信プロバイダーのNTT *1(203億ドル)が昨年比1%増の2位を維持し、ソニー(120億ドル)が昨年比3%増で3位に浮上しました。
*2 Source: Ministry of Economy, Trade and Industry 消費者のブランドに対する強い「信頼」の指標も、パンデミックの影響を最も強く受けたカテゴリーの一部を支えています。旅行サービスカテゴリー全体の価値は、大幅に減少(-34%)し、今年は厳しい年となりましたが、トップ50の中でブランド価値の減少を最小限に抑えられたのは、航空のANA(28位、19億ドル)の27%の減少でした。今回のトップ50の中で、最も信頼されているブランドとなったANAの「信頼」のスコアは143で、物流のヤマト運輸(32位、16億ドル)が141のスコアで追従しています。
ANAは、ブランドへの「信頼」に不可欠な3つの要素である「誠実性 (Integrity):約束を実行する」、「一体感 (Identification):人と人とのレベルでつながる」、「インクルージョン (Inclusion):親近感を築く」を提供することで成功しました。パンデミック時には、「ANA Care Promise」を立ち上げ、旅行者にニューノーマル時代の安全性と快適性の基準を提供することを約束するとともに、教育的でエンターテインメント性の高いブランドコンテンツを提供して、家庭での視聴者とのつながりを強化しました。