“NEXT BEST ACTION”は、証券会社、銀行など金融機関のファイナンシャル・アドバイザーが利用するDXツールで、データとAIを活用し個別顧客ごとにパーソナライズされた提案により、より顧客エンゲージメントを高めることを可能にします。
シンガポール9月15日:銀行、資産管理、証券会社、保険などの金融機関向けDXソリューションのグローバルプロバイダーであるFinantix(本社イタリア、CEO Christine Ciriani)は、スイスのフィンテック企業でFinantixグループに加わったin-CubeのAIデータ解析ソリューション“Next Best Action“の製品スイートへの統合完了を発表しました。
”Next Best Action“は、AIを活用し、グローバルECサイトやビデオ配信プラットフォームなどと同様にユーザーが直感的に理解しやすい画面構成を通じて、高度にパーソナライズされたファイナンシャル・アドバイスのためのインサイトをユーザーに提供します。これは、Finantixアドバイザリーコンポーネントと、in-Cubeのクオンティテーティブ・ファイナンス、AI、およびデータ機能と両社の専門知識の組み合わせであり、本年初頭のFinantixによる買収後、InCubeがFinantixとその顧客にもたらす付加価値の一つでです。
“Next Best Action”は機械学習をはじめとしたAIエンジンを活用し、ハウスビューなどを含む複数のデータソースからのインサイトを使い、ファイナンシャル・アドバイザー、リレーションシップ・マネージャーなどに、顧客情報や適切な推奨金融商品の情報をタイミングよく提供します。これによりマニュアルプロセスよる手間を極力削減し、顧客サービスにかけるコストを最小化します。
“Next Best Action”は、使いやすいユーザーインターフェイスで構成されており、金融機関のアドバイザーをはじめとした担当者、管理者が複数のデータソースから関連情報に容易にアクセス、分析を行い、それをパーソナライズされたフォーマットで顧客にデジタルに提示することができます。 また関連する法定要件に完全に準拠させることが可能です
InCubeとFinantixはどちらも、デジタル化プロジェクトの豊富な実績があり、“Next Best Action”は、AIに関するInCubeの専門知識がFinantixのフロントエンドテクノロジーと相乗効果を発揮できた素晴らしい事例です」
“Next Best Action”は複数ソースからデータを手動でコンパイルするプロセスから担当者を解放し、必要な情報を迅速に提供します。顧客の投資方針や保有ポートフォリオに合った情報やアドバイスなど、以前は超富裕層といった顧客にしか提供されなかったプロアクティブでパーソナライズされた高度なサービスを資産形成層など幅広い顧客層にも容易に提供可能となります。これにより、顧客満足度を高め、金融機関は顧客単位の収益を最大化することが可能です。
Finantix CEO Christine Ciriani
「”Next Best Action”がFinantixアドバイザリースイートの製品ポートフォリオに統合されたことを非常に嬉しく思います。 顧客の投資方針など様々な情報を活用し、推奨商品をよりパーソナライズすることで、金融機関からの提案成約率を高め、結果として、顧客の金融機関へのロイヤリティーをも高めることができます。”Next Best Action”は、資産形成ビジネスの門戸を広げ、より多くの顧客にプライベート・バンキングレベルのサービス提供を可能にします。」