ウパダシチニブ(15 mgおよび30 mg、1日1回投与)単剤療法が、中等症から重症のアトピー性皮膚炎患者さんを対象とした2つ目の第III相試験であるMeasure Up 2試験で、すべての主要評価項目および副次評価項目を達成したことを発表しました1。主要評価項目は、16週時における湿疹面積・重症度指数のベースラインから75%以上の改善(EASI 75)および治験責任医師によるアトピー性皮膚炎の全体的な重症度の総合評価(vIGA-AD)で0/1(「消失」または「ほぼ消失」)でした1。Measure Up 2試験では、全身療法の対象となる中等症から重症のアトピー性皮膚炎を有する成人および青年患者さんにおけるウパダシチニブ単剤療法の両用量での有効性および安全性を、プラセボと比較して評価しています1。
アッヴィのバイスチェアマン兼プレジデントのマイケル・セヴェリーノ医学博士、M.D.は次のように述べています。「今回の結果はMeasure Up 1試験のデータを裏付けており、アトピー性皮膚炎と戦う患者さんにウパダシチニブがもたらし得る影響がはっきりと示されたことに勇気づけられる思いです。アトピー性皮膚炎とともに生きる患者さんの多くが、日常生活に支障をきたすほどの皮膚やかゆみの症状に耐え続けていますが、こうした患者さんのニーズに応えられるよう取り組んでいきます」
アイルランドのダブリン大学トリニティカレッジの皮膚科学教授であり、Measure Up 2試験の治験総括医師であるアラン・アーバイン医学博士・理学博士、M.D., D.S.c.は次のように述べています。「アトピー性皮膚炎は、単なる発疹や皮膚のかゆみではありません。今回のデータは、中等症から重症のアトピー性皮膚炎とともに生きる患者さんに、さらなる治療選択肢を提供することを目指す私たちの継続的な取り組みを支持するものです」