2020年8月3日

インビスタジャパン合同会社



 



― 世界最大規模のナイロン製造施設誕生へ ―

インビスタ 上海でアジポニトリル(ADN)工場の起工式を開催 年間40万トン規模のADN工場の建設開始を正式発表



 インビスタジャパン合同会社(本社:東京都千代田区、代表:川合秀幸)は、インビスタグループの一つであるインビスタ・ナイロン・ケミカルズ(チャイナ)株式会社が、2020年6月16日(火)に、上海で起工式を開催し、上海化学工業団地(SCIP)における年間40万トン規模のアジポニトリル(ADN)工場の建設を開始することを正式に発表しました。この70億人民元(10億米ドル)を超える出資は、中国およびアジア太平洋地域における、化学中間体ナイロン6,6の高まる需要を満たすことに資するものとなります。



【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202008032705-O1-QYva46iZ



 起工式には、上海市委員会常任委員および上海市人民政府副市長ウー・チン氏、上海市人民政府副秘書長チェン・ミンボ氏、上海経済情報化委員会委員長ウー・ジンチョン氏、上海化学工業団地管理委員会委員長マー・ジン氏、および上海市人民政府関係部署の当局者が出席しました。また、インビスタ・ナイロン・インターミディエイツ(中間体)・アジアパシフィック副社長カイル・レディンガーをはじめとするインビスタの経営幹部も出席し、インビスタ・ナイロン・オペレーションズ・アジア欧州副社長ゲリー・ナイト、およびインビスタ会長兼最高経営責任者ジェフ・ジェントリーは動画を通して祝辞を述べました。



 起工式に出席した上海市委員会常任委員および上海市人民政府副市長であるウー氏は、インビスタのADNプロジェクトの発展がこの段階に到達したことを祝い、「上海市政府はこのプロジェクトの支援を続けるとともに、ADN施設の使用が開始される2022年を楽しみにしています」と語りました。



 上海化学工業団地管理委員会委員長のマー氏は「関係者の皆さまのご支援により、インビスタは10カ月以内の予定でADN施設の工事を無事開始しました。ADNプロジェクトは、上海の化学工業における工業の発展を加速させると同時に、SCIPのバリューチェーンを高めます。SCIPは市場に明確な利益をもたらすため、このプロジェクトが可能な限り早期に完成し、また製造が可能な限り早期に開始されるよう、継続的なサービスを提供します」と、意気込みを述べました。



 また、インビスタ会長兼最高経営責任者であるジェントリーは、「中国およびアジア太平洋地域における、高品質のナイロン製品の高まる需要、そして上海の事業環境の継続的な最適化によって、ここで出資を続ける意義を我々は確信することができました」と、動画を介したスピーチで言及しました。



 起工式の最後に、インビスタ・ナイロン・インターミディエイツ(中間体)・アジアパシフィック副社長のレディンガーは「政府、そして信頼できるパートナーと顧客の皆さまからの、本日の工事の重要なスタートにつながる、これまでの全行程における全てのサポートに心から感謝いたしますとともに、2022年のADN製造開始へ順調に向かっていることを誇らしく思います。ADN工場が完成すれば、世界で最大の統合されたナイロン製造施設が上海に誕生します。ADNから高性能ポリマーまでを扱う工場です」と、力強く述べました。







■工場について

 この工場は、ナイロン6,6の製造に使用される中間体材料ADNの、現地での大きな需要を満たすため、インビスタの最も高度でエネルギー効率のよいADN技術を中国にもたらします。完成すれば、この新しいADN工場はインビスタの既存のHMDおよびポリマー施設と統合されることになり、中国およびアジア太平洋地域全体でナイロン6,6およびその他の高価値製品を製造するために重要な材料を、地域内の顧客に直接供給することを可能にします。これらの製品は、自動車工業、電気電子工業およびその他多くの消費者と産業界の要請に応え、軽量、耐熱、耐久設計を可能にし、総合的な生活の質の向上に貢献していきます。加えて、このADNプロジェクトは地域の人材を育て、より多くの雇用機会をもたらし、協力関係にある関連産業を促進する助けともなり、地域社会の経済力をさらに強化することを目指します。







■INVISTA(インビスタ社) について

 インビスタ社は、コーデュラ®、ステインマスター®およびアントロン®などの主要なブランドを所有する世界最大級の化学中間体・ポリマー・繊維の総合企業です。ナイロンや化学品に関する豊富な技術を持ち、衣料品、カーペット、自動車部品など、数多くの日々使用する製品に使用されています。米国に本社を置き、従業員およそ1万人、20カ国以上で事業を展開しています。

 今回の上海化学工業団地におけるADNプロジェクトは、インビスタグループの一つ、インビスタ・ナイロン・ケミカルズ(チャイナ)株式会社によって進行中です。家庭用カーペットの繊維から自動車のプラスチック部品まで、インビスタの絶え間なく品質向上に取り組む姿勢に啓発された社員たちにより、世界最高の耐久性を誇る多目的ポリマーおよびファイバーが開発されてきました。



 



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 世界最大規模のナイロン製造施設誕生へ インビスタ 上海でアジポニトリル(ADN)工場の起工式を開催