全国317事業場で働く先生方のリアルな声を伺いました



2020年6月30日

株式会社ドクタートラスト

https://doctor-trust.co.jp/



国内最大級の産業医紹介サービスを行っている株式会社ドクタートラスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:高橋雅彦、以下「ドクタートラスト」)では、コロナ禍における産業保健活動について、産業医の先生方から多くのご質問、ご相談をいただきました。

そこで、①感染症対応における産業保健の実情を把握すること、②今後の産業保健活動に活かせる情報を発信することを目的として、ドクタートラストに登録いただいている産業医の先生方にアンケート調査を行い、317事業場で働く方から回答いただきました。



結果概要

・ 約3割の事業場がテレビ電話などを活用した方法で衛生委員会や産業医面談を実施

・ 職場巡視の実施を見送った事業場が見られた

・ 産業医への相談内容としては、新型コロナウイルス関連が急増

・ 多くの産業医が、ガイドライン作成やオンライン対応などの体制整備を求めている





※より詳しい結果はこちらをご参照ください:

https://doctor-trust.co.jp/pdf/2020/coronaquestionnaire.pdf



アンケート結果

① 衛生委員会、産業医面談の実施状況



【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202006301456-O2-vyAuplKA

衛生委員会や産業医面談の実施状況を伺ったところ、32%の事業場が本来の業務形態である対面対応を継続したか、27%の事業場がテレビ電話など新たな方法で実施を行いました。一方で、実施を見送った事業場も28%ありました。



先生方の声(一部抜粋)

・ 人数を絞って、短時間対面

・ 部屋の窓を開け2ⅿあけて対面で面談、または別室に入ってもらい電話面談で行っている

・ 産業医も参加してメール審議で開催

・ 予定されていた面談は希望者以外はリスケジュールのうえ、延期になっています



② 職場巡視の実施状況

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202006301456-O3-eoRErE4H

職場巡視は41%の事業場が実施を見送ったものの、32%の事業場では、継続して実施しいていたことがわかりました。



先生方の声(一部抜粋)

・ 巡視先の部署で新型コロナ感染対策として3密の防止が適切にできているか否かを確認している

・ 休業している部署は中止 



③ 事業場では新型コロナウイルス感染に対してどういった対策が行われたか

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202006301456-O4-nd39xOF1

風邪症状のある際の出勤停止や手洗いなど、自己管理でできることを取り入れている事業場が80%以上見られました。

一方で、「人と人の間隔を2m保つ」ソーシャルディスタンスの取り組みを行う事業場はおよそ31%に留まりました。



先生方の生の声(一部抜粋)

・ 手洗いや消毒をしない手で顔にふれないこと、鼻から下の身体を僅かな間でも冷やさないことを励行

・ 机と机の間に遮蔽板を設置

・ 3月より一部例外を除いて全員在宅勤務の方針



④ 新型コロナウイルス感染症に関連して、事業場や従業員からどんな相談が増えたか

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202006301456-O5-qkRc6Wfm

「衛生的な相談」や「健康に関する相談」という、感染症に関わる相談が6割を超えたことがわかりました。



先生方の生の声(一部抜粋)

・ コロナへの知識と体調不良の対応をどうしたらいいかの相談

・ 感染防止のために従業員一人ひとりが注意すべき点について

・ COVID-19感染の最近の知見について



⑤ 産業医として困っていること

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202006301456-O6-I745mozO

先生方の生の声を伺うと、感染症対策が事業場の手腕に委ねられていること、常態化していた産業医の働き方を変更せざるを得ない状況があることなどがわかりました。



先生方の生の声(一部抜粋)

・ 人事担当者によって不調者対応などに関する課題解決力のばらつきが大きい。オンライン化という発想自体がない企業もあります

・ 連携がむしろ密になったと感じています

・ 大きく困っていることはないが、ウェブ面談では込み入った話がしづらく、産業医はいらないのではないかと不安になる

・ 産業医として力を発揮すべき時に、出社禁止で、何もできなかったことが、残念です



⑥ 今後産業医活動を継続するにあたり希望すること

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202006301456-O7-wi3b44W2

多くの産業医が、ガイドライン作成やオンライン対応などの体制整備を求めていることがわかります。



先生方の生の声(一部抜粋)

・ 医療現場では、遠隔診療が保険診療で認められているので、産業医においても遠隔診療での活動で済ませて欲しい。臨床医としては産業医の契約先へのコロナ感染拡大防止の観点からも訪問は避けたい

・ 感染対策などの職場での対策には特に産業医の役割が大きいと感じております。職場巡視などで換気や消毒の必要性について意見することもあります。職場で集団感染が起きた際には、企業として安全配慮義務での責任が問われる可能性があることを十分認識していただく必要があるかと存じます

・ 医療専門家としての産業医をもっと活用してほしい



調査概要

●期間:2020年4月29日~6月5日

●地域:全国

●方法:アンケートフォームURLを産業医の先生方へメール送信



株式会社ドクタートラストについて

【株式会社ドクタートラスト】 https://doctor-trust.co.jp/

株式会社ドクタートラスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:高橋雅彦)は企業ではたらく人の健康管理を専門に受託している会社です。産業医(国内第1位※)や保健師などの医療資格者が企業を訪問の上、健康診断結果に基づく健康指導、過重労働者面談、ストレスチェック、職場巡視、衛生委員会への参加などの業務を実施します。※帝国データバンク調べ



【産業医の求人・転職サービス】 https://sangyoui.doctor-trust.co.jp/

ご登録いただいている産業医の先生方に、企業さまよりご依頼があり次第、求人情報を掲載したメールマガジンを随時お送りしています。

履歴書などのアドバイスをさせていただくのはもちろん、「産業医担当デスク」を設け、先生方からの些細なご相談もお受けし、トータルでご支援しています。



【企業向けの産業医紹介サービス】 https://sangyoui.doctor-trust.co.jp/

常勤で勤務する専属産業医や毎月1回の嘱託産業医からスポット契約の産業医まで、さまざまな形態で産業医を企業さまにご紹介いたします。

産業医契約期間中はドクタートラスト所属の保健師が企業さまのサポートをいたします。また、産業医との各種調整もお任せください。



【サービスに関するお問合せ】

株式会社ドクタートラスト 健康経営推進本部

TEL:03-3464-4000(代表)

企業さま用お問合せフォーム:https://doctor-trust.co.jp/form/doctor/



 



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 産業医向け新型コロナウイルスアンケート結果発表