日本工学アカデミー 小泉英明氏 による緊急提言 After or Together COVID-19には「利他」と「共感」のスピリットを
一般社団法人FCAJ(Future Center Alliance Japan:代表理事 紺野登)は同社団法人の特別アドバイザーである野中郁次郎氏及び小泉英明氏より今後の社会についての提言をいただき、ここに発表いたします。本内容は2020年4月21日及び5月3日のzoomによるシンポジウム、セミナーに基づいております。
パンデミックへの対応を誤ると、悲劇的な人災としての側面が顕著になる。「理論崩壊」(論理崩壊)を生じさせない真摯な姿勢(Integrity)が鍵である。人間進化と生物多様性の自然現象として捉え、恣意的ではない科学的(evidence-based)な取り組みを切に望むものである。また、「人類の安寧とより良き生存」(Human Security and Well-Being)の視座から、自然科学・人文学・社会科学・芸術を架橋融合して、パンデミックを契機にした新たな社会システムの構築が求められる。
※一般社団法人Future Center Alliance Japan (FCAJ)は、産学官民が参加・連携する組織(プルーラルセクター)であり、経済と社会を繋ぐオープンイノベーション の「場」として、自社や自組織の枠を超えた社会課題や未来課題への対応、新たな産業を構想する活動を2016年より行っています。https://futurecenteralliance-japan.org/