コンテストは123のカテゴリーに分けられ、2日間にわたって審査が行われた。世界各国から集まったチーズが審査会場のテーブルにカテゴリーごとに並べられ、世界各国の大学教授やバイヤーなどチーズについて専門的な知識を持つ55名の審査員によって審査がスタート。各カテゴリーの中から上位3位までに、ゴールド(金賞)、シルバー(銀賞)、ブロンズ(銅賞)が与えられる。ゴールドに選ばれたチーズはさらに20の「Best of Class winners」に選別され、ファイナル審査の「The World Champion Round」に進出。ファイナル審査では各評価項目の平均点が一番高く、繊細で洗練された風味であると評価されたスイスのチーズ「グルミノ ル グリュイエールAOP(Gourmino Le Gruyère AOP)」がワールドチャンピオンに選ばれた。
最終日には「Cheese Champion」と呼ばれる一般向けの試食イベントも行われた。約800名の一般客が参加し、「The World Champion Round」の審査結果発表とともに、世界のチーズの試食ブースが立ち並んだ。日本の国産チーズもブースでPR。イベントがスタートするやいなや試食を求める来場者で大盛況に。「日本に295ものチーズ工房があるとは知らなかった」「日本チーズを初めて食べたがとてもおいしい」という感想も聞かれた。