日本初!次世代型応急仮設住宅『ムービングハウス』

内覧・体験施設として設置@陸前高田グローバルキャンパス

2/21(金)に開所式&内覧会、体験型研修プログラム(1泊2日)を開催



立教大学(東京都豊島区、総長:郭 洋春)と岩手大学(岩手県盛岡市、学長:岩渕明)は、災害時に福祉避難所や応急仮設住宅として利用できる移動式木造住宅「ムービングハウス」を全国で初めて内覧・体験可能な形で設置します。それにあわせ2月21日(金)ムービングハウスの開所式&内覧会を実施、関係者による1泊2日の体験型研修プログラムを試行します。

本年3月からは、同施設を用いて避難生活や医療的ケア児者に対するケアの継続、住宅再建、応急仮設住宅の社会的備蓄等を考える体験型の研修プログラムも開始する予定です。



【『ムービングハウス』開所式&内覧会、体験型研修プログラム 開催概要】

日時:①開所式&内覧会    2020年2月21日(金)11:00~12:00

   ②体験型研修プログラム 2020年2月21日(金)13:30~翌22日(土)10:30

場所:陸前高田グローバルキャンパス(岩手県陸前高田市米崎町字神田113番地10)

内容:①開所式&内覧会

    ムービングハウス内部のお披露目会を実施。

       ②体験型研修プログラム

            ムービングハウス普及に携わる立教大学教授・長坂俊成をガイドとした宿泊体験プログラムを実施。

参加者:陸前高田グローバルキャンパス関係者(岩手大学、立教大学、陸前高田市役所)、ムービングハウス運営協力機関、企業等(一般社団法人日本ムービングハウス協会、一般社団法人協働プラットフォーム、株式会社アーキビジョン21、WOTA株式会社 他)(いずれも予定)





【ムービングハウスとは】

2018年西日本豪雨の被災地、岡山県倉敷市において、災害救助法に基づく応急仮設住宅として我が国で初めて採用され、その後、2018年北海道胆振東部地震、2019年台風19号においても採用されました。従来のプレハブ等の建設型、既存の賃貸住宅を利用する借り上げ型(みなし仮設住宅とよぶ)に対して、移動型の仮設住宅と呼ばれています。ムービングハウスは一般の恒久住宅として利用できる木造住宅として開発されているため、一般住宅と同等以上の住宅性能を有しているといわれています。平常時はホテルや研修施設等として利用し、災害時はトラックに貨物として載せて瞬時に移動させ、福祉避難所や仮設住宅として利用する「社会的備蓄」が可能な施設です。トレーラーハウスとは異なり、2~3階建てや水平に連結して広い間取りを構成することができるといった特徴を有します。





【陸前高田グローバルキャンパスとは】

陸前高田市の協力のもと、地元の岩手大学(国立)と東京の立教大学(私立)により開設された交流活動拠点です。陸前高田市民の皆さんはもちろん、国内外から学生や研究者といった大学関係者、企業や行政関係者など多くの人々が集う空間、そして相互の交流が生まれ、かつ深められる空間として活用されることを目指し、様々な事業を展開しています。



【立教大学と陸前高田市の関わり】

立教大学と陸前高田市は、同市の復興に向けた地域課題の解決と地域活性化の実現、発展に寄与することを目的として、2012年5月に「連携及び交流に関する協定」を締結。2017年4月には岩手大学とともに陸前高田グローバルキャンパスを開設しました。立教大学は、同キャンパス内にサテライトを設置し、市民や国内外の学生・研究者、企業や行政関係者などの交流活動の拠点として活用を進めています。この取り組みは私立大学連盟「多様で特色ある私立大学の地方創生の取り組み」として高く評価されています。



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 2/21 日本初!ムービングハウス、内覧・体験施設として設置@陸前高田GC