2020年1月27日



シミック株式会社

サスメド株式会社



シミックとサスメド、AIを用いたビッグデータ簡易解析ソリューションを提供開始



シミック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 藤枝 徹、以下:シミック)と、デジタル医療の研究開発を行うサスメド株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:上野太郎、以下「サスメド」)は、リアルワールドデータ(以下「RWD」)などのビッグデータから短期間で有用な示唆を得ることの出来る、AIを用いたビッグデータ簡易解析ソリューションの提供を本日1月27日より開始します。本簡易解析ソリューションは、シミックにより製薬企業が保有するRWDなどのビッグデータを簡易解析可能な程度にまでデータクレンジング※を行い、そのデータをサスメドのAI自動分析システムを用いることで、従来と比較し迅速な簡易解析を可能にするサービスです。このソリューションによって、効率的な事前解析(Pre-Analysis)が可能となり、臨床試験の立ち上げ期間や学会発表に向けた解析期間の短縮などへの貢献が期待されます。



※データベースの中から、データの重複や誤記、表記の揺れなどを検索し、削除や修正、正規化などを行い、データの品質を高め分析等に適したデータに加工する工程



近年、医療分野において、臨床現場で日々得られる患者単位のRWD活用への期待が高まっています。2019年4月には日本製薬工業協会の医薬品評価委員会臨床評価部会において「既存の国内RWDを医薬品開発にどこまで活用できるか」が検討されるなど、国内のRWDを取り巻く環境はその活用拡大に向け大きな転換点を迎えております。しかし、信頼性が確保された方法で収集された臨床試験データとは異なり、多くの欠測や偏りを含むRWDの解析は、データクレンジングや解析にかかる膨大な時間と労力が大きな負担となることから、十分な活用が行われていないのが現状です。



 サスメドのAI自動分析システムは、医療分野におけるビッグデータの解析において膨大な時間を要する欠測補完やデータの不均衡調整等のデータ前処理、データの探索的可視化、そして予測アルゴリズムの比較検証および解析結果のレポーティングなどを自動化するテクノロジーを実装しており、RWDの解析に高い親和性を示します。シミックが提供するトータルオペレーションサービスと、医療分野におけるサスメド独自のテクノロジーを協業することにより、解析計画や解析プログラム作成・実行期間を大幅に短縮し、迅速かつ効率的な臨床試験の実現に向け寄与してまいります。



【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202001095548-O1-qkgM0lM3





■シミックグループについて

シミックグループは、1992年に日本で初めてCRO(医薬品開発支援)事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供しています。また、ヘルスケア事業、診断薬やオーファンドラッグの自社での開発販売等も行い、多様化するニーズに対応しています。幅広い経験とCROのパイオニアとして蓄積したノウハウをベースに、独自のビジネスモデルPVC(Pharmaceutical Value Creator)の構築を進め、医薬品事業における付加価値の創生に取り組んでいます。さらに、アカデミアや地方自治体と連携し、ヘルスケア分野の課題解決にも挑戦しています。 詳しくはホームページをご覧ください。 https://www.cmicgroup.com





■サスメド株式会社について

サスメド株式会社は、デジタル医療を推進する研究開発型企業です。不眠治療用アプリ開発のほか、医療用アプリ開発の汎用プラットフォーム、臨床開発支援システム及びAI自動分析システムの提供を行っております。医療用アプリやブロックチェーンの医療応用についての各種特許を取得するなど、技術に立脚しデジタル医療を推進しております。

https://www.susmed.co.jp/





情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 シミックとサスメド、AIを用いたビッグデータ簡易解析ソリューションを提供開始