2020/1/3



公益社団法人日本アメリカンフットボール協会



 1月3日(金)、アメリカンフットボール日本選手権『プルデンシャル生命杯 第73回ライスボウル』が東京ドームで行われ、富士通フロンティアーズが38対14で関西学院大学ファイターズに勝利。富士通は4連覇で5度目のライスボウル制覇となった。



-富士通が4連覇 史上2チーム目の快挙-





 1月3日(金)、アメリカンフットボール日本選手権『プルデンシャル生命杯 第73回ライスボウル』が東京ドームで行われ、富士通フロンティアーズが38対14で関西学院大学ファイターズに勝利。富士通は4連覇で5度目のライスボウル制覇となった。



 ライスボウルで4度目の顔合わせとなったこの日の試合。関学大がレシーブ、富士通がキックでスタートした。富士通は関学大のファーストシリーズで自陣35ヤードまで攻め込まれるもパントに抑え、自陣16ヤードから攻撃を開始。すると、2プレー目でQB高木翼からTE三井雄哉へ56ヤードのパスが通り一気に敵陣へ侵入。2つのプレーを挟んで最後はQB高木からWR強盛への10ヤードタッチダウンパスが通り先制した。



 7点リードの富士通は、第1Q10分10秒、わずか3プレーでQB高木からWR中村輝晃クラークへの26ヤードタッチダウンパスに繋げ加点した。これは当初ゴール前2ヤードでダウンの判定だったが、インスタントリプレーでタッチダウンの判定に変更された。



 社会人王者は第2Qに入っても攻撃の手を緩めない。7分29秒に、QB高木から右のエンドゾーンへ走り込んだWR岩松慶将への23ヤードタッチダウンパスが通り、21対0とリードを広げた富士通。11分43秒にRB三宅昴輝に64ヤードタッチダウンランを許して関学大に7点を返されたが、そのおよそ2分後にRBサマジー・グラントが軽い身のこなしで関学大のタックルを次々とかわして41ヤードタッチを走りタッチダウン。前半を28対7で折り返した。



 後半に入ると、富士通はランを軸に攻撃を展開。後半最初のドライブでは、RBウィリアムス・デレクアキラとRBグラントの地上戦で着実に前進すると、最後は32ヤードFG成功で、31対7とリードを広げた。さらに富士通は第4Q早々に、敵陣でのファンブルリカバーで得た攻撃権をRB金雄一の5ヤードタッチダウンランに繋げて追加点を奪うと、その後は関学大の追撃を1TDに抑え、史上2チーム目の4連覇を達成した。



 一方、18年ぶりのライスボウル制覇を目指した関学大は、試合時間残り38秒にタッチダウンを返し、なおもオンサイドキックに成功して攻撃権を得るも、最後はフォースダウンギャンブルをゴール前1ヤードで止められ万事休した。



 なお、最優秀選手賞にはパス18回中15回成功、237ヤード、3TDを記録した富士通のQB高木翼が選ばれた。



富士通HC 山本 洋

シーズン通して厳しい試合が続いていましたが、1試合ごとに勝利を積み重ねた結果で優勝できたことは非常に嬉しいです。選手がよく頑張ってくれて4連覇を達成できたことはとても嬉しく思っています。(RBサマジのラン攻撃が比較的少なかったことについて)他の選手も起用できる状態にあり、彼も準備してゲームプランをしっかりとやってくれました。



富士通 QB 高木翼

ホッとしたというのが正直な感想です。オフェンスライン、ランニングバック、レシーバーのチームメイトがしっかりと仕事をしてくれたので、自分は自分の役割を全うしました。シーズン始まる前は僕がこの舞台でこのような賞(最優秀選手賞)を頂けるとは誰も思っていなかったと思うので、そういう意味で本当に嬉しいです。



関西学院大学監督 鳥内 秀晃

こっちがミスや反則をするとあかん。パスをいかれたのはアジャストミス。ああいうところをしっかりとやらないと勝負にならない。(最後のプレイはタッチダウンが)欲しかったね。しゃあない。





情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 プルデンシャル生命杯 第73回ライスボウル 富士通は4連覇で5度目のライスボウル制覇