県内企業の多くは学生とのコミュニーションが取れずに、採用の面で大きな課題を抱えています。都市部で開催される会社説明会へ多額の費用を出費して参加しても、自社ブースへの学生訪問が「全くない」ことも多くあります。そこでみやざきCOC+では、県内企業が学生とゆったりした雰囲気でコミュニケーションを取れる“Weekly Work Café”を開催しています。
この“Weekly Work Café”は、心地よいBGMと学生に人気のカフェの飲み物、県内のホテルクッキーなどを飲食しながら、学生は1年生から4年生(大学院生も含む)まで私服での自由参加となっています。打ち解けた雰囲気は学生と若手社員の会話を弾ませ、自然に県内にある職場や仕事、休日の過ごし方、県内で働きながら人生設計をどう進めていくか、また、学生が抱く仕事への不安や、イメージについて等が話題になり、お互いのことを理解する情報交換の場となっています。
昨年度、今年度前期(4-9月)と、この“Weekly Work Café”は宮崎大学、宮崎公立大学、九州保健福祉大学の県内3大学で開催されました。主催はみやざきCOC+の他、宮崎県商工観光労働部、延岡市役所、宮崎県商工会議所連合会、ハローワークへと拡がり、開催回数は34回、参加数は、県内企業自治体が180団体、学生は771名となりました。今年度後期(11月〜1月)も同様に開催予定です。
県内企業の認知や、今の学生の声を企業が知ることを目的として、県内市町村・産業界及びみやざきCOC+が連携し「Weekly Work Café」を開催しています。県内大学の全学部・全学年の学生が自由に参加でき、県内企業で働く先輩と普段着のままで気軽に会話ができる交流の場です。2018年度にはみやざきCOC+に加え市役所、商工会議所、ハローワークが主催し、宮崎大学をはじめ参加大学やシンポジウム会場等で23回開催しました。参加企業113社、学生422名が参加し、学生のキャリア形成での重要な情報収集の場になるっています。県内企業にとってはアピールの場として生産品や仕事の取り組み方も発信でき、インターンシップや採用活動につなげる重要なイベントとなっています。学生と企業がお互いを良く知ることで就職のミスマッチの解消の場としても期待されています。