2019年6月5日



株式会社シナプスイノベーション

株式会社NTTデータ・ビズインテグラル



ERP連携・IoT技術活用で多拠点・多品種の

ものづくり企業におけるKPIを可視化



製造業向けにITソリューションを提供する株式会社シナプスイノベーション(大阪府大阪市 代表取締役社長 藤本 繁夫、以下「シナプスイノベーション」)と、ERPパッケージソフトウエアを提供する株式会社NTTデータ・ビズインテグラル(東京都港区 代表取締役社長 堀川 雅紀、以下「NTTデータ・ビズインテグラル」)は、生産管理を中心とする製造業向けソリューション「J WALD(ジェイ バルト)」と、ERPパッケージソフトウエア「Biz∫(ビズインテグラル)」を連携し、製造業の業務プロセス改善に向けた提案を強化することについて合意しました。

本取り組みにより提供されるソリューション(以下「本ソリューション」)では、製造業のグループ経営や複数工場操業における、各製造現場の情報(生産状況・原価・販売・購買・在庫など)と会計情報(財務会計・管理会計)、各マスタ情報(取引先など)が連携されます。また、IoT技術をもとに工場設備のデータを集約し、生産情報と紐づけ・可視化・分析することが可能になります。これらにより、製造業の経営層から製造現場、経理担当までの幅広い業務の効率化・意思決定迅速化に寄与します。



【背景】

成長中の製造業、特に複数企業のグループ経営、複数工場の操業、多品種の製造を行うような製造業では、製造現場・製造品種ごとに製造プロセスや管理手法、原価計算方法などが異なり、それぞれに適したシステムを個別に導入する必要があり、IT投資・保守費用が高額化することが多くありました。

シナプスイノベーションとNTTデータ・ビズインテグラルは、上記のような課題を持つ製造業のシステム導入・刷新の需要に応えていきたいと考えています。

シナプスイノベーションが開発・販売する製造業向けソリューション「J WALD(ジェイ バルト)」は、生産管理、原価管理、販売購買管理機能を有しています。ひとつのシステム環境上で、多種多様な品目、ライン、工場、グループ会社の生産管理などが可能です。プロセス系・組立系を問わずあらゆる生産形態にフィットします。

一方、NTTデータ・ビズインテグラルが開発・販売するERPパッケージソフトウエア「Biz∫(ビズインテグラル)」は、一般会計をはじめ、債権債務、固定資産、人事給与などの基幹業務アプリケーションを搭載。会計においては、複数会計基準、グループ間取引の相殺、外貨・手形など多様な会計処理に対応します。

両社のソリューションが連携することによる相乗効果で、製造業の課題を解決できると見込み、両社が連携について合意することとなりました。





【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201906047141-O3-f7jxd68Q

画像:本ソリューションの構成



【本ソリューションの特長】

◆拡張性

本ソリューションを構成する「J WALD」および「Biz∫」は、いずれも業務モジュール(機能)別・利用ユーザ数別でのライセンス購入が可能です。導入企業に必要な機能・必要なユーザ数からスモールスタートし、段階的に拡張していくことができます。一事業部や一拠点で導入してから順次利用拡大することや、将来的なM&A、多角化、海外進出などの状況において無理なく機能拡張することが可能です。



◆連携性

下記の通り、生産管理から会計への自動仕訳だけでなく、各種マスタ、取引先与信情報までタイムリーに連携されます。

・ 仕訳:「J WALD」で計上された売上・仕入データが、「Biz∫」の債権債務モジュールへタイムリーに仕訳連携されます。

・ マスタ:「J WALD」と「Biz∫」で統一管理が必要なマスタ(取引先・部門・組織・従業員など)は、同期または「Biz∫」で登録された情報を「J WALD」が参照する形になります。

・ 取引先与信:「Biz∫」で管理している債権残高・債務残高がタイムリーに「J WALD」へ連携されます。



◆IoT対応

「J WALD」が工場の設備(PLC)やセンサーと連携し、製造の実績入力、報告業務を自動化・リアルタイム化・精緻化することが可能です。



◆生産管理、会計、設備など、企業が持つデータをまとめて分析

「J WALD」の生産管理・原価などのデータ、「Biz∫」の財務データ、さらに様々なメーカーの設備、センサーのデータを集約し、ダッシュボードで可視化することができます。経営層から営業、製造現場まで、役割ごとの意思決定および業務改善のためのテンプレートを提供します。





【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201906047141-O2-d5VpaK55

画像:経営層から製造現場まで、幅広い業務の効率化・意思決定迅速化をサポート



【本ソリューションをおすすめする企業】

・ 生産管理・販売購買・会計までの一連の業務プロセス・データを可視化したい企業

・ M&Aや多事業展開により、事業ごとに異なる生産管理システムを利用しており、全社・グループ全体でのデータ一元化が困難・急務となっている企業

・ サプライチェーンマネジメントを強化したい企業

・ 取引先の増加、製造品種の増加などにより、成長途上の企業



【今後の展開】

シナプスイノベーションとNTTデータ・ビズインテグラルは、本ソリューションの積極的なマーケティング・提案活動を推進するとともに、お客様のニーズを本ソリューションへ反映させ、製造業の業務プロセス改善に寄与してまいります。



【参考】

■製造業向けソリューション「J WALD」(ジェイ バルト)について

J WALD(ジェイ バルト)は、プロセス系・組立系を問わずあらゆる生産形態にフィットする、製造業向けソリューションです。ひとつのシステム環境上で、多種多様な品目、ライン、工場、グループ会社の生産管理・原価管理等が可能です。従来分断していたERP・MESの境界を超えてつながる、新しい思想のプラットフォームとしてゼロから開発。ERP、設備(PLC)やセンサーとのデータ連携で、現場の負担をかけずに“情物一致”を実現します。

詳細はこちら→https://www.synapse-i.jp/



■ERPパッケージソフトウエア「Biz∫」について

Biz∫(ビズインテグラル)は、NTTデータグループが提供する大企業向け出荷本数シェア2位(注)のERPパッケージです。2011年の本格展開以来、1100社を超えるお客さまに採用されています。会計・販売・購買・人事などの基幹業務アプリケーションはもちろん、ワークフロー、マスターデータ管理、他システム連携、統合運用管理といった共通系ラインナップも豊富に取り揃えています。業務モジュール別・利用ユーザ数別でのライセンス購入が可能なことから、必要な業務・必要なユーザ数からスモールスタートし、段階的に拡張していくことが可能です。

詳細はこちら→https://www.biz-integral.com/



■連携手法について

「J WALD」と「Biz∫」、工場の設備(PLC)やセンサーとを連携する連携コネクターをシナプスイノベーションが用意します。



【関連情報】

下記の日程で、「J WALD」と「Biz∫」が連携する本ソリューションのご紹介セミナーを開催いたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。



■ 日時:2019年7月26日(金) 15:00~17:00(予定)

■ セミナータイトル:

多拠点・多品種のものづくり企業のための「生産管理・基幹業務ソリューション紹介セミナー(仮)」

■ 会場:NTTデータ・ビズインテグラル本社(東京都港区六本木三丁目5番27号 六本木山田ビル2階)

■ 定員:15名

■ セミナー詳細:https://www.synapse-i.jp/seminar/20190726-tokyo



注)出典:富士キメラ総研『ソフトウエアビジネス新市場2018年版』の「大規模企業向けERP」分野

*「J WALD」は、株式会社シナプスイノベーションの登録商標です。

*「Biz∫」は、株式会社NTTデータ及び株式会社NTTデータ・ビズインテグラルの登録商標です。

*その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

*本リリースに記載されている内容は予告無く変更することがあります。



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 ERP連携・IoT技術活用で多拠点・多品種のものづくり企業におけるKPIを可視化