クラリベイト・アナリティクスのWeb of Science Groupの研究部門であるISI(Institute for Scientific Information)より発表された新しいレポートは、国連の持続可能な開発目標*(SDGs)を通じて地球規模の研究がどのように発展し、貧困を解消し、不平等を減らし、気候変動の影響に対処するかを明らかにしています。
新レポート「持続可能な開発目標に関する研究の構造を俯瞰する」は、17の持続可能な目標の達成にむけて推進する、世界の研究活動の進展を俯瞰するためのトップダウンの視点を提供しています。高品質でバイアスのないWeb of Scienceの引用索引データと、ISIの熟練した分析を組み合わせて、政府、資金提供者、NGOなどの政策立案者に情報を提供しています。
ISIの研究分析責任者、デビッド・ペンドルベリー(David Pendlebury)は次のように述べています。「国連の持続可能な開発目標は、貧困の終焉、気候変動の影響への対処など、人類が直面している大きな課題を取り上げ、わずか15年で世界を変えることを目指しています。私たちはWeb of Scienceのデータを活用して、研究がこれらの共通の目標に向けて方向づけられていることを確認し、世界の研究と発見における重要なテーマを特定しました。この分析は、根拠に基づいた意思決定を支援するという点で、政策立案者や資金提供者にとって興味深いものになるでしょう。」
Web of Science Groupは、学術界、企業、出版社、および政府が研究のスピードを加速できるように、世界の研究情報を収集し、体系化したデータとして提供しています。出版社に中立な立場として、世界最大のの引用索引・研究情報プラットフォームであるWeb of Scienceをベースに、Converis、EndNote、Kopernio、Publons、ScholarOneなどの製品を展開しています。Web of Science Groupの研究部門である ISI(Institute for Scientific Information)は、指標と関連情報、および分析コンテンツとサービスを構築するための知識集を管理し、イベント、会議や出版物を通して外部にその知見を広め、知識基盤を維持、拡大し、改善しています。Web of Science Groupはクラリベイト・アナリティクスの一グループです。
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