「これまでの33年間を過ごしてきたこの最高の組織を率いるリーダーとして私を選出していただいたことを、光栄に思います。より良い社会の構築(Building a better working world)を目指して、EYが資本市場で担っている役割、そして27万人のEYメンバーの一人ひとりが日々取り組んでいる仕事を、私は非常に誇りに思います。過去6年間、EYのVision 2020戦略を立案し実行していくために、マーク、そしてリーダーシップチームと共に仕事ができたことは、素晴らしい機会でした。EYがこれまで築いてきたレガシーと強固な基盤を、今後さらに発展させていくことを、心から楽しみにしています。」
なお、ワインバーガーは、グローバル会長兼CEOとして、EYがマーケットの急激な変化に適応するための変革を主導しました。彼の任期中に、EYは年平均売上成長率8.5%を達成し、売上高は50%増加しました。また、この間、新たに10万人以上がEYメンバーに加わり、その中にはデータ専門家およびアナリティクス専門家が2万人、データサイエンティストが2千人以上含まれていました。そして、EYの理念であるBuilding a better working worldを打ち出し、理念を原動力とする組織へと進化させてきました。EYの内部においては、「最高の成果を上げることができるチーム」というカルチャーを生み出し、EYメンバーの育成に力を注ぎました。ダイバーシティを組織のあらゆるレベルで向上させ、よりインクルーシブなカルチャーを生み出し、新興国出身の女性パートナーの数を増やし、メンバーの離職率を引き下げ、EYグローバルエグゼクティブをよりダイバーシティのあるチームへと発展させました。ワインバーガーは過去12年間EYグローバルエグゼクティブに在任し、2012年からグローバル会長兼CEOとしてEYを主導し発展に注力してきました。