MURANO試験の治験責任医師であり、Peter MacCallum Cancer Centre &Royal Melbourne Hospital(オーストラリア)の血液内科部長でもあるジョン・シーモア医学博士(MBBS, Ph.D.)は次のように述べています。「CLLは人生を変えてしまう慢性のがんで、寛解と再発の時期を繰り返す特徴があるため、患者さんの気分を激しく変化させます。多くの患者さんは、寛解時期に入っても、再発を心配されることになります。そのような中、ベネトクラクス+リツキシマブ(遺伝子組換え)併用療法によるMRD陰性の達成率は大きな期待を持たせてくれます。CLL患者さんを対象とした治療目標は、患者さんが可能な限り長期の寛解を達成できることです。MRD陰性は、新しい治療法の効果を評価するための、私たちにとっては、また1つの有望な判断材料となります」