2018年8月8日



Avolon日本事務局/FTIコンサルティング



オリックスがAvolon(企業価値237億米ドル相当)の株式30%を取得

日本の金融サービスグループがAvolonの株主として参画し、信用力が向上



ダブリン・東京 | 2018年8月8日-航空機リースをグローバルに事業展開するAvolonは、オリックス株式会社(以下、「オリックス」)が、100%子会社のORIX Aviation Systems(以下、「ORIX Aviation」)を通じて、Bohai Capital(以下、「Bohai」)からAvolonの株式30%を取得することを合意(以下、「取引」)した、と公表しました。Bohaiの大株主、HNA Groupは取引を支援。必要な許認可の取得手続きやBohai の株主承認を経て、2018年第4四半期に取引は、完了予定です。 



取引のハイライト



‒ ORIX Aviationは、Avolon の30%株式を22億米ドルで取得(2018年3月時点の純資産価値を基準。クロージング価格調整予定)



‒ 取引により、2018年3月31日時点のAvolon企業価値が237億米ドル相当になることを示唆



‒ オリックスは、長期発行体格付けとしてFitchからA-(安定的)、Moody’sからA3(安定的)、S&PがA-(安定的)を取得しており、2018年3月期の決算では営業収益は28,628億円、当期純利益は3,131億円を計上



‒ Avolonの株主基盤の多様化および強化



‒ 豊富な業界経験を有する企業による大型投資は、航空機リースセクターとAvolonのビジネス基盤およびマネジメント・チームの優位性を訴求



‒ 新しいガバナンス・フレームワークの導入により少数株主だけでなく、その他投資家も保護



‒ Avolonの信用格付けへのポジティブな効果



‒ 日本金融市場でのAvolonの認知度向上を後押しし、S&P格付を取得している航空機アセットマネージャーであり航空機リース会社であるORIX Aviationとのさらなる協業機会の創出





Avolon CEO、Dómhnal Slatteryは、「オリックスは、経済環境の変化の中、リース・クレジットセクターで強固な信用力を持つ素晴らしい企業です。Bohaiに加え、我々の株主としてオリックスをお迎えすることができ、大変うれしく思っています。数々のグローバル金融機関を株主として、我々がパートナーシップを組んできた実績を積み上げるものとなります。オリックスの数々の経験や関係は、我々の財務基盤強化やフランチャイズの展開に重要になると考えています。」と述べました。



Slatteryは続けて、「我々の新しい株主構成とガバナンス・フレームワークの導入は、ビジネスで重要な信用力の向上につながっていきます。」と語りました。



ガバナンスと監視

取引の一環として、Bohaiとオリックスは少数株主の保護も織り込むガバナンス・フレームワークを導入予定です。取引完了後、Avolonの取締役会は、オリックスが指名する取締役2名、Bohaiが指名する取締役3名、上席取締役としてAvolon CEO、Dómhnal Slattery、および社外取締役

1名で構成される予定です。





オリックス株式会社について

オリックス株式会社は、東京証券取引所 市場第一部(証券コード:8591)およびニューヨーク証券取引所(証券コード:IX)上場の金融サービスグループです。常に新しいビジネスを追求し、先進的な商品・サービスを提供しています。1964年にリース事業からスタートして隣接分野に進出し、現在では融資、投資、生命保険、銀行、資産運用、自動車関連、不動産、環境エネルギー関連などへ事業を広げています。また、1971年の香港進出を皮切りに世界38ヵ国・地域に拠点を設け、グローバルに展開しています。

                            

オリックスは、航空機のオペレーティング・リース事業の基盤を築くため、1991年にアイルランドにORIX Aviation Systemsを設立。1978年に航空機リース事業に参入して以降、40年にわたって航空事業ノウハウを蓄積してきました。



ORIX Aviation Systemsについて

ORIX Aviation Systemsは、オリックスの100%子会社として、1991年にアイルランド・ダブリンで設立されました。現在では、世界の航空機リース会社で唯一S&Pの航空機サービシング格付を取得するなど、大手航空機アセットマネジャーおよびリース会社として成長しています。自社保有機のリースのみならず、国内外の投資家やファンドが投資する機体のアセットマネジメントを手掛けており、機体の購入からリース先の航空会社との各種契約手続き、機体の運航・整備状況のモニタリング、リース終了後の二次リース先の斡旋、機体の売却まで、総合的なマネジメントサービスを提供し、中古機をメインとしたセカンダリーマーケットに強みを有しています。現在、200機以上の機体を保有・管理し、世界30カ国以上、70社を超える航空会社に対してリース事業を展開しています。



Avolonについて

Avolonは本社をダブリンに構え、香港、上海、ドバイ、シンガポールおよび米国に拠点を有し、航空機リースおよびリース管理サービスを提供しています。Avolonは、深セン証券取引所(SLE: 000415)に上場するBohai Capital Holding Co., Ltd.から投資を受けています。Avolonは世界第3位の航空機リース会社であり、2018年6月30日現在、890機の航空機を所有および管理しており、リースが可能です。



取引にかかるAvolonの財務および法務アドバイザーはMorgan Stanley &Co. LLCおよびWeil, Gotshal &Manges LLPです。



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情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 オリックスがAvolon(企業価値237 億米ドル相当)の株式30%を取得