モンサントの代表取締役副社長兼最高技術責任者ロブ・フレーリー博士(Robb Fraley)は、「世界が必要とする食糧と繊維をどこまで農業生産者が供給できるかは、今後も土地や水の利用可能性によって制約を受け、さらに気候変動によって複雑化するでしょう。そのため、私たちはより多くの作物を育てる必要がありますが、水とエネルギーを節約しながら成し遂げなければならないのです」と述べました。「私たちは国連の17の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals, SDGs)の各目標に貢献しており、研究開発パイプラインのプロジェクトの多くは、気候変動に対応した近代農業を追求する当社のコミットメントを反映しています。農業生産者は、干ばつ、収量減少を引き起こす雑草、害虫、植物病害など全てと闘い続ける一方で、ほ場の独自の可能性を最大限に引き出そうと努力しています。当社の研究者が早い時点から採用しているデータサイエンス・イノベーション(とりわけ人工知能と機械学習)は、環境や消費者の手助けになるという農業生産者の目標を実現するのに役に立ちます」
「データに基づいたイノベーションとは、収量を増加させることだけが目的ではありません」と、クライメート・コーポレーション最高科学責任者のサム・イーシントン博士(Dr. Sam Eathington)は述べました。「種子や肥料、水などに関する重要な情報を管理し、より持続可能な方法で単位面積あたりの収量を増やすことができるよう、農業生産者を支援することなのです」