2018年1月22日



株式会社島津ビジネスシステムズ



2018年の桜の開花・満開予想を発表

九州南部では平年よりも早め、その他は平年並みかやや遅めの開花と予想



株式会社島津ビジネスシステムズ(社長:三添忠司、本社:京都市中京区西ノ京桑原町1)は、1月22日に、当社が運営する気象情報Webサイト「お天気☆JAPAN」(http://www.otenki.jp/sp/)上で、全国の桜の名所や県庁所在地など計137ヵ所を対象とした桜の開花・満開予想を発表しました。当社は、桜の開花・満開予想の発表を2010年から行っており、今年で9年目となります。開花・満開予想の更新は、本件を含む計4回(第2回は2月16日、第3回は3月1日、第4回は3月16日)を予定しています。



■ 2018年の開花予想

昨年12月から、全国的に気温は平年よりも低く推移しており、桜の休眠打破は順調に進んでいるとみられます。この先2月も、寒気の影響を受けて全国的に気温は平年よりも低めで推移すると予想しています。3月になると、寒気の影響は弱まり、気温は平年並みかやや高めとなるところが多くなる予想です。

桜の開花は、九州では平年並みか平年よりやや早めとなり、鹿児島や宮崎では平年よりも早めの開花となる予想です。その他の地域では、平年並みか平年よりもやや遅めとなるところが多いと予想しています。

東京は3月26日(平年並み)、名古屋が3月27日(平年より1日遅い)、大阪が3月26日(平年より2日早い)、京都が3月29日(平年より1日遅い)、予想ポイントの中で最も早く咲くのは鹿児島および宮崎で3月19日、最も遅く咲くのは青森で4月26日という予想です。



※全地点の開花・満開予想は『お天気☆JAPAN』、または添付pdfファイルをご参照ください。

 「日本さくら名所100選」の開花・満開予想も、『お天気☆JAPAN』で無料公開しています。



■ 開花・満開予想のポイントとなる「休眠打破」の予想

花を咲かせた桜は、夏の終わり頃に休眠状態に入り、冬季に一定期間低温にさらされると休眠状態から覚めます(休眠打破)。休眠打破の後は、春先の気温の上昇とともに発育し開花します。休眠期間中(冬季)の気温が高いと休眠打破が遅れて桜の開花も遅れてしまうなど、桜の開花には休眠打破が大きく影響することから、休眠打破の時期を正確に予想することが開花予想におけるポイントとなります。

2017年12月から2018年1月上旬にかけては、北海道や東北北部では気温が平年並みかやや高めに推移しましたが、その他の地域では、平年並みか平年に比べてやや低めに推移しました。この先の2月前半にかけても、平年より気温の高い日や低い日を周期的に繰り返しながら、全体としては平年よりも気温が低く推移する見込みで、多くの地点で休眠打破は順調に進むと予想しています。



■「休眠打破」後の桜の花芽の生長予想

2月の気温は、寒気の影響を受けて全国的に平年よりも低めに推移し、特に北日本や日本海側の地域で寒い日が多くなると予想しており、花芽の生長のペースは緩やかに進むとみられます。3月になると、寒気の影響は弱まり、平年並みかやや高めの気温となるところが多くなると予想しています。特に、九州南部や東海地方などでは、平年よりも気温が高めとなる予想のため、花芽の生長が進むとみられます。



■ 当社の開花・満開予想方法

当社では、大阪府立大学・青野靖之准教授の協力のもと、桜が休眠から覚めて開花するまでの生長量を気温から推定する手法を用いて独自に予想を行なっています。休眠打破の期間を正確に求めるため、当社独自の計算方法を使用しているほか、地域毎に詳しく気温を予想し、精度の高い開花・満開予想を行なっています。







情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 2018年の桜の開花・満開予想を発表