2018年1月4日



成基コミュニティグループ

一般社団法人志教育プロジェクト

教育再生実行連絡協議会



「志共育」プロジェクトを世界へ

本格普及に新書刊行、大会も開催

佐々木喜一・成基コミュニティグループ代表による新年の談話



【画像: http://prw.kyodonews.jp/img/201801049559-O1-5i9NHq1R



成基コミュニティグループ代表

一般社団法人 志教育プロジェクト副理事長

佐々木喜一氏





1.はじめに

 新年明けましておめでとうございます。成基コミュニティグループを代表して初春のお慶びを申し上げます。日本を取り巻く社会・経済環境が早いスピードで大きく変化し、国内の成長鈍化を示すさまざまな事象が目立つようになっています。そのような激動の時代にあっても、成基コミュニティグループは2018年も「地球・国家・地域レベルの様々な課題に対して『人づくり』という観点から問題解決を図る」というグループの大いなるミッション(使命)の達成に向け、前に歩みを進めていきたいと考えています。塾生およびご家族の皆様、そして一緒に新年を迎えることができたグループ各社員、さらに関係各位のますますのご支援ご協力を賜りたくお願い申し上げます。





2.「志共育」を本格的に推進

 さて、本年の最も重要な取り組みとして、わたくしは「志共育(こころざしきょういく)」を本格的に推進していくことを、ここに掲げたいと思います。「志」とは何でしょうか? 志は「夢」とは違います。「医者になりたい」と思う子どもは、これからも多く出てくるでしょう。しかし、その理由が「たくさん稼げるから楽しく生きられるから」というものであれば個人の欲求だけに留まる「夢」となります。これに対し、「多くの人を病から救いたい」という強いモチベーションを持てば、長く苦しい勉強にも耐えていける「志」として、その子どもたちを支え続けるでしょう。



  「志」は人間として社会に役立って生きていくため力を生み出す根源です。「自分はどう生きていきたいのか」を問う人間の本質的な想いです。幕末に明治日本を創り上げた多くの人材を「志士」に育てた吉田松陰も「志を立てて以って万事の源となす」と断言したほど、重要なものなのです。



 今の子どもたちは、戦後の日本人のようにモノを満たすためのハングリー精神では頑張れないのですが、「誰かの幸せのためになるのなら」という思いがあれば、やる気とモチベーションを高める傾向にあります。これは先生が教えられるものではありません。子どもたちが自分の中から見つけていくものです。ですから「志教育」ではなく、共に育てていく「志共育」なのです。



 文部科学省は2020年の大学入試改革で、これまでのセンター試験に代わる「思考力、判断力、表現力」を評価する「大学入学共通テスト」を導入する方針です。この新しい方針の「肝」は何でしょうか。安倍晋三政権の教育提言を行う諮問機関「教育再生実行会議」のメンバーとして全ての会議に出席したわたくしが、その内容を突き詰めてみますと、グローバル化の時代に日本が求める人材とは、「自らの意志で多様な人々と協働する態度」を育てていくことが肝要だということです。



 自ら多くの人々と共に働いて社会の役に立とうとするなら、「志」が人間の中心に備わっていなければなりません。「志」は、パソコンでいえばOS(基本ソフト)のようなもので、それなくしてはパソコンが動かないように、人間も仕事ができません。「志」は人間が生きていく上での理由となり、人間という存在のすべてであるといっても過言ではありません。この「志」を持たせるプログラムを、2018年は本格的に広げていこうと決意しています。





3.「志共育」を世界に展開

 教育再生実行会議での改革に合わせて、わたくしは「志共育」を民間の塾や私学で推し進めるための組織「一般社団法人 志教育プロジェクト」を2015年に設立しました。新大学入試制度に対応した教育コンテンツ「志共育基礎・応用講座」などです。2018年は、こうしたコンテンツを、「志共育」の理念に賛同した塾や私学などと提携して普及・導入を図るとともに、新たに「志共育」を本格的に一般に根付かせて広めるため、さまざまな施策を実行する年と位置付けています。また、「志共育」を本格的に世界へと広めていくための初年度としたいと考えています。



 その施策の一つが、塾や私学で「志共育」を学ぶ青少年のために、アクティブラーニング教材用の漫画「夢を叶える方法−志の法則−」(2500円、税別)を2月に刊行します。これは、「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」など多数の代表作を持つ漫画家の松本零士氏と、「ドラゴンボールZ」など数多くの人気アニメのストーリーを手がけた脚本家の小山高生氏の協力を得て、志教育プロジェクトの公式キャラクター「夢志(ゆめじ)と未来(みらい)」が登場する強力なアクティブラーニング教材です。さらに、このキャラクターを使った漫画「志シリーズ」の作品について、8カ国語に翻訳し、電子書籍として世界中に配信する事業にも着手いたします。



 さらに、18年9月には日本で「世界青少年『志』プレゼンテーション大会」を今秋に開催いたします。世界各地から若者を集め、各国・地域でリーダーとなる人材に「志」の重要性を理解していただき、これをグローバルに応用できる日本の新しい教育の理念として広めていきたいと考えています。こうして2020年までに、世界200カ国、日本国内1500市町村の青少年に「志共育」を普及させることを、志教育プロジェクトの中間目標としています。





4.おわりに

 日本を取り巻く環境は、ますます激変の度合いを高めていくでしょう。子どもたちが未来の日本で、そして世界で自らを磨き、社会の役に立つために、「志」を立てて羽ばたいていけるよう、成基コミュニティグループは本年も経営陣・社員が一丸となって前進していく所存です。皆様のますますのご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。



以上





[佐々木喜一プロフィール]

▶佐々木喜一(ささき・よしかず) 1958年京都市生まれ。同志社大学卒業。1987年に29歳で進学塾「成基学園」の第2代理事長に就任。2013年1月から現在まで安倍晋三首相直属の諮問機関である「教育再生実行会議」の有識者委員15人の1人に選ばれ、安倍内閣が最重要課題として位置付ける様々な教育改革に携わる。著書に「もう一歩踏み出せば人間力は上がる」(有峰書店新社)など多数。







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教育再生実行連絡協議会 

担当:幹事長 福原 慎太郎

メール:info@ksjrk.jp

携 帯:080-4368-3928



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エル・ステュディオインターナショナル(PR会社)

担当:さかよりのりこ

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情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 「志共育」プロジェクトを世界へ 佐々木喜一・成基コミュニティグループ代表の新年談話