田畑泉(スポーツ健康科学部・教授)らの研究グループは、タバタ・トレーニングとして知られる、高強度・短時間・間欠的運動(High-intensity interval training)が大腸がん発症の最初の段階である前がん細胞を減少させ、将来の大腸がんの発症を予防する仕組みを明らかにし、このほどアメリカスポーツ医学会発行のMedicine and Science in Sports and Exercise(49(9):1805-16, 2017)にて発表いたしました。
・骨格筋から分泌されるマイオカインの1つであるSPARC(Secreted Protein Acidic and Rich in Cysteine)は、ACFのアポトーシス(細胞死)を誘導することが知られていますが、本研究では、ヒトを対象とした実験により、タバタ・トレーニングで用いられる運動が、血中SPARC濃度を有意に上昇させることを明らかにしました。