本申請は、国際共同第Ⅲ相臨床試験(試験名:RECOURSE)の結果に基づいています。本試験は、標準化学療法に不応・不耐となった治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん患者800名を対象に、日本を含む13カ国で実施したもので、試験結果は米国の医学誌The New England Journal of Medicineに掲載されています。本試験において、本剤投与群はプラセボ投与群に比較して、主要評価項目である全生存期間(Overall Survival:OS)を有意に延長しました。また、安全性において特に問題となるような事象は観察されませんでした[1]。
[1] Robert J. Mayer, M.D., et al for the RECOURSE Study Group. Randomized Trial of TAS-102 for Refractory Metastatic Colorectal Cancer. N Engl J Med 2015;372:1909-19. Accessed on July 25, 2017 at http://www.nejm.org/doi/pdf/10.1056/NEJMoa1414325.