2017/9/8



公益財団法人 上原美術館



上原近代美術館

画家たちがあやつる黒の魅力。

『黒は色彩』展、伊豆下田で開催中。



伊豆下田の上原近代美術館では、展覧会『黒は色彩―マティス、ルオー、ブラックによる美しき彩り―』を開催中。当館初公開の収蔵品であるアンリ・マティス挿画本≪パシファエ:ミノスの歌(クレタ人)≫をはじめ、画家たちがあやつる美しき黒の世界を紹介します。 (会期中無休)





【展覧会 内容】

色彩のなかでも最も暗い黒。画家たちはそれを巧みにあやつり、世界を美しく彩ります。

「黒は色彩である Le noir est une couleur 」。その言葉は1946年にマーグ画廊の展覧会タイトルとして使われました。この展覧会にはマティスやブラックらが参加、マティスはそこにルオーを誘います。彼らの時代において、黒はもはや影や闇をあらわすものではなく、一つの色彩や光として自由に用いられるようになっていました。

本展ではそうした画家たちの黒に注目し、その絵画の魅力をご紹介します。マティスやブラック、ルオーらが織り成す美しい黒の世界をお楽しみいただければ幸いです。





【概要】

□ 展覧会名 黒は色彩―マティス、ルオー、ブラックによる美しき彩り―

□ 会  期 2017年7月22日(土)~10月9日(月・祝)

        *会期中無休

□   会  場 上原近代美術館

         〒413-0715静岡県下田市宇土金341

□ 開館時間 9:00-17:00 (入館は16:30まで)

□ 入 館 料 大人800円/小・中学生400円(団体20名以上10%引)

       *毎週土曜日は小・中学生、高校生は無料です

□ 主  催 公益財団法人 上原美術館



【学芸員のイチオシ!展覧会のみどころ】

1.新収蔵品を当館初公開!

新たに収蔵したアンリ・マティス挿画本≪パシファエ:ミノスの歌(クレタ人)≫と≪悪の華≫を当館で初公開します。



2.浮遊感ただよう展示ケース!

当館初公開のアンリ・マティス挿画本『パシファエ:ミノスの歌(クレタ人)』は、天井から吊るした黒い展示ケースでご紹介します。『パシファエ』はミノス王妃が牛に恋をしてミノタウロスを生むというギリシア神話がもとになった挿画本です。黒であらわしたマティスの世界観を新しい独自の展示ケースでお楽しみください。



3.マティスの黒!

今回の展覧会ではマティスの油彩画2点、デッサン・版画3点、挿画本8点を紹介しています。特に多様な挿画本が並ぶようすは本展のみどころのひとつです。



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 画家たちがあやつる黒の魅力。『黒は色彩』展、伊豆下田で開催中。